「経営のキホンの“キ”シリーズ<経営基礎講座> 第1回企業変革支援プログラムver.2講座」東部エリア経営労働委員会
■日時:5月11日(木)
■会場:Zoom・リアル(事務局・各地区サテライト)
■参加人数:54名
今年の東部エリア経営労働委員会での経営指針作成講座は半年後「経営指針ができた」と実感できますを目標にスタートしました。1年を2クールに分け経営指針を作成していきます。勉強会への参加方法も昨年まではZOOMがメインでしたが、コロナも5類感染症指定になりリアルでの参加も進めていくうえで、事務局や福山市内に夜集まるのに時間がかかってしまう三原・尾道・松永・府中などは参加者が1ケ所に集まりそこからZoomでの参加というサテライト方式を試してみました。どうしてもZoomでは個人参加になってしまいますが、サテライトであれば小規模ではありますが、Zoomより質問もしやすく、グループ討論も盛り上がるのではないか、また途中で挫折しそうになっても仲間が声を掛けやすいのではないかと考えやってみました。今後感想を聞きながら進めていこうと考えています。
今回の勉強会の内容は解説動画を全員で見てワーク(企業変革支援プログラム ver.2に登録しよう)&グループ討論でした。県経営労働委員長の藤原克明氏と中同協共同求人委員長の川中英章氏の解説動画でした。藤原氏は企業変革支援プログラムの活用方法を、川中氏は人を生かす経営の実践をメインとした講座内容でした。心に残った内容を3つ書きます。
まずは藤原氏の内容です。①知行合一(3年かけて経営指針を腹落ちさせる)・・最初は経営指針を作って社員に発表してもまた社長がなんか始めたで、と冷ややかな反応をする。しかしそのネガティブな反応に落ち込まずに続けなさい。3年続けていけばついてくる社員が現れると。何度も聞いた話ですが、何度聞いても大事なことだと感じます。②変革項目優先順位シートにより行動の優先順位をつけて行動する・・あれもこれもやろうとしても時間は限られている。重点項目を決めて取り組まないと中途半端でおわってします。その為に企業変革支援プログラムを活用していく。③変革項目優先順位シートへの点数付けは感覚でつける・・実際にやってみましたが、点数を付けるか難しいです。直近に起きた出来事に流されやすいです。しかしそれでもいい。直近で考えている事、中長期で考えていることを融合させて優先順位を決めていくので自分の中で納得できます。
次に川中氏の内容です。①企業は外からの圧力ではなかなか倒産しない、しかし内からの圧力では倒産しやすい。これを聞いて確かに倒産の理由は沢山ありますが、倒産の始まりは従業員の問題かもしれないと感じました。②経営者の想いは幹部社員へ70%しか伝わらない。幹部社員の想いは一般社員へ70%しか伝わらない。なので経営者の想いは一般社員には50%しか伝わらない。伝え方・伝える努力をし続ける必要性を感じました。③同友会には強制がない。例会や委員会や小組会も参加不参加が自由です。なのでやらなくても何も起きません。しかし多くの仲間と安価で活用できる資料が沢山あります。これを活用してこその同友会だと改めて実感しました。
グループ討論も含め学びの多い勉強会でした。まだスタートしたばかりです。次回に向けてまずは自社の優先順位をつけていくようにします。
記:池永会計(株) 渡辺 昌弘