「『戦友』としての勇気をもらう」呉支部広東地区会

■報告者　（株）テイケン　代表取締役　小尻 大介　氏
■開催日　５月10日（水）
■会　場　シシンヨーオークアリーナ
■出席者　16名

４代目として老舗の砥石メーカーを率いる小尻社長は、まず社内の「変えなくてはいけないところ」と「変えなくていいところ」を明確にし、改革を進めてこられました。
それに伴い、急激な変化についていけない幹部社員との軋轢や、自分が進んでいる方向が間違っていないかという心の葛藤を赤裸々に語っていただきました。
しかし、その努力の甲斐もあって、業績は上向いているとのことです。
一方で、商品のシェアについての問題も言及されています。小尻社長は、「付加価値は高いが数が売れないもの」に重点を置いた結果、「薄利だが数が売れるもの」のシェアが少ないことに危機感を感じ、その比率をバランスよく取らなければいけないと考えているそうです。
長期的な視点で戦略を検討していることが非常に素晴らしいと感じました。
規模や業態が違うにせよ、同じような悩みや不安を抱えておられるということに、戦友としての勇気をもらった会となりました

記：山陽興産（株）　河合 修孝