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2023.04.20

「全員が自分事にして動く仕組みを考えること」呉支部地域内連携推進&環境経営&政策委員会

■講師:(同)パンゲアフィールド CEO 野々山 聡 氏

■開催日:3月2日(木)
■会 場:同友会事務局&Zoom
■出席者:12名

今年度最後の合同の勉強会として、事務局と徳島県上勝町とをズームで結んでの開催でした。テーマは「持続可能な地域づくり」合同会社パンゲアフィールドCEO 野々山聡氏に報告していただきました。
同社は消費型観光から環境共生型観光へシフトという時流に合わせ上勝町の様々なコンテンツを活用し「サスティナブルツーリズム」の企画や体験観光の受け入れをはじめ、町より委託され今回の研修プログラム事業もされています。

上勝町は「葉っぱビジネスの町」として全国的に有名になりました。2003年には全国初の「ゼロウエイスト宣言」し、ゴミのリサイクル率80%を掲げ、全町民で挑戦!2020年に達成されました。
上勝町は人口1400人、高齢化率52%の町ですが、移住者は多く、年間25名で、上記葉っぱビジネス、ゼロウエイストへの取組がその要因として挙げられると強く感じました。

古くから町の主要産業は林業をはじめ温州みかんの生産でしたが1981年の異常寒波により出荷できなくったことから葉っぱビジネスが生まれ、ごみ収集車がなく分別しないゴミを全て野焼きしていた町の状況から、ゴミをリサイクルし極限まで少なくするゼロウエイストへの取組が始まりました。現在葉っぱビジネスは3月決算で2.3億円予定、ゼロウエイスト効果によって?20代の新卒世代の上勝町への移住が増えています。

「みんなでやろう!は誰かがやってくれるだろうにつながる」「SDGsで目指す大事なことは全員が自分ごとにして動く仕組みを考えること」と締めくくられました。

記:おしゃれの店マルミツ 上田 靖