「マネジメントには正解がある」福山支部P地区会
講師:(株)識学 有井 崇 氏
■日時:2月16日(木)
■会場:ローズコム
■参加者数:20名
「マネジメントのやり方は十人十色だ」「信じられるのは自分の経験だけだ」そんな思い込みにとらわれてる経営の考えの中で意外なシンプルな答えを考えていこうという内容でした。私は書店によく行くのですが「リーダーの仮面」「数値化の鬼」などのベストセラー書籍も発刊されており、そのせいかいつもよりはオブザーバー参加も多かったです。
有井氏の報告内容は、組織の中で誤解や錯覚が複雑化して会社の生産能力を低下させている。その誤解や錯覚を解き一人ひとりが全力で取り組める環境を作っていくことが大事なことというお話がメインで、いろいろなズレを具体的に分かりやすく説明いただきました。
たくさん事例を教えていただきましたがその一例を言いますと例えばある人に「甲子園いったことある?」と聞くとほとんどの人は「甲子園に高校野球や阪神戦を見に行く」を想像されますが、野球を高校時代に本気でやった人にとっては「甲子園に出場したことある」に聞こえるわけです。過去のその人の経験により認識が異なるのです。
会社内にはそのようなお互いの認識のズレ、事実の仕組みに対する認識のズレがある中で「位置」「結果」「変化」「恐怖」「目標」の各領域で誤解、錯覚の最小化にするための事例を勉強しました。
グループ討論では「自社で何を変えるか?位置・結果・変化のズレは自社に何があるか?それをふまえて自社で何を実践するか?」として各自が会社のズレを確認し、そのズレを今後どうして行くかの討論をしました。皆さん社員に対しても、お客さんに対してもズレはあらゆるところで発生している。そのズレを直すためには社員とのコミュニケーションを密に行ったり、文章化した経営指針を社員にしっかりと落としこんでいく必要性があるなどそれぞれのズレを最小化するための報告がありました。
終始みなさん「うんうん」「そーだよな。そーだよな。」事例をたくさん出していただいてわかりやすい説明にうなづいていました。しっかり理解してあとは自社での実践ですね。どのように変わったかまた報告しあいたいです。
記:(有)大下木型製作所 大下 真司