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2023.03.30

「我社の強み・弱み再発見」呉支部広西地区会

報告者:(有)川中工業所 川中 雄太 氏
報告者:合同呉運送(株) 小松 慎司 氏

■開催日 2月8日(水)
■会 場 同友会事務局
■出席者 15名

川中氏は3代続く会社で、溶接業務やパイプ曲げ作業を主軸として、特許取得の小型ボイラ製作等もされています。入社当初は、始業や納期の把握も個人に任せ、状況が不透明でしたが、朝礼やスケジュール管理、日報を取り入れたりと改革を進めてこられました。現在は従業員の高齢化に伴い、次世代への技術・技能の承継、設備の老朽化などの課題があるそうです。

小松氏は、代表交代の期限が決まっており、今の地域に密着した運送会社を変わらず経営したいとの事です。人手不足が続く運送業で、高齢者の再雇用や社員の紹介などで求人は順調のようです。それは資格や奨学金返済の支援など、働きやすい環境づくりによる物だと思いました。現在の課題として、トラック運航の2024年問題等の勤務制限、ガソリンや人件費等の値上がりに、荷主が納得し増額負担していただく事などがあるそうです。
お二人からは、「未来を見据えた経営を行っていく」という思いがひしひしと伝わりました。

続いてグループ討論を行い、私のグループでは激動の経営を体験してこられた井村産業㈱ 井村遊氏を中心に討論は進みました。直面している問題を自分の事として感じながら、アドバイス等を親身になって行っている姿勢を参加メンバーから感じました。
それぞれが課題や悩みを抱えている中で、同じ経営者として年齢や地区を超え、相互に相談やアドバイスできる。そんな関係を築いていければと強く感じた例会でした。

記:(有)むつ総合電設 小早川 学