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2023.03.07

広島中支部新春経営セミナー『アフターコロナ どうなる?!2023年』明るい未来に向けて、いま私たちは何をすべきか

2月広島県中小企業家同友会広島支部新春セミナーがリーガロイヤルホテルであり、会員参加者130名オブザーバー40名と盛会でした。 講師は第一コンサルティングオブビジネスの丸山博先生同友会では経営指針塾でお馴染みの丸山先生ですが、テーマがテーマだけにどのような話か楽しみに拝聴しました。 講演会の案内には「明るい未来に向けて、いま、私たちは何をすべきか」とのサブタイトルがついていましたが、丸山先生は冒頭から「講演依頼をそのようなタイトルで依頼受けましたが、とても明るい未来に向けての話は出来ません。」と衝撃の発言から講演はスタートしました。こうした新春企画では往々にして、おめでたい話に集結するようにお茶を濁す講演が多いのですが、明快にそれを否定した丸山先生は流石です。
 講演は3部構成
①どうなる2023年?(認識力)
②危機の時代に立ち向かう(構想力)
③ポスト・コロナ(人材)
 とても分りやすい話の流れの中に独特のユーモアを交えあっという間の1時間半でした。
①どうなる2023年?(認識力)
 この現状の認識で厳しいお話しでした。コロナによる悪い物価高。コロナにより資本主義の基本条件であったヒトとモノの移動が止まり今の物価高。そして悪い円安を招いている。かなり落ち着きを取り戻したものの、コロナ前にはもう戻れない。
 しかし丸山先生曰く、コロナは時代を早めただけとのこと確かにDXやリモートワークはもう元には戻れない。コロナが云々と嘆く前に主体的に認識力を磨くことがピンチにチャンスを見いだすことになる。冒頭の「明るい未来の話はできません」とは裏腹にとても勇気を貰った気がしました。
さらに②危機の時代に立ち向かう(構想力)では
 原点に立ち返ることを示唆されました。そもそもわれわれ企業ななぜ存在するのか?結論から言ってそれは「価値」を創り出して社会に貢献すること。物心両面で幸福を実現することであること。これも力強いメッセージでした。具体的には「ちょっとした差を生み出し選別される存在になる」。そのために必要なことが「構想力」とのこと。どうしたら売れるか?儲かるか?それを日々考えることで今の転換期に打ち勝てるとのこと。これも勇気を貰える一言でした。最後に③ポスト・コロナ(人材)
そして帰結がヒトです。私は人材育成のコンサルタントをしていますが、正に我が意を得たりです。ヒトは採用に始まり育成に終わる。その過程で同友会らしく先ずは「経営指針」を作成、そしてリニューアル。これは本当に経営の基本です。
改めて経営の基本に立ち返らせて貰いました。
その後の懇親会でも大変盛り上がりました。丸山先生の「明るい未来はない」とは裏腹に、新たな変革期に身を置くチャンスに         

                                   記:ACTAS 服部哲茂