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2023.02.23

「採用と人材定着の問題について」福山支部P地区会

■報告:(株)オーザック 岡崎 瑞穂 氏

■日時:1月19日(木)
■会場:ローズコム中会議室
■参加者数:11名

35年前の(株)オーザックは、社員平均年齢54才、10人足らずの町工場でした。当初脱3K(きつい、汚い、危険)の為、新工場を建設ししっかりと売上利益を上げるために、邁進していましたが、なかなか上手くいかない日々が続きます。また、夫婦で入会した同友会での学びを実践するが、こちらもなかなか成功しない。経営指針、中期経営計画を策定するも、社員に浸透しない。借金返済のため、目先の売上を上げる事ばかりに翻弄される日々だったそうです。

そんな時に、中堅社員からの一言「この会社の将来が見えない!」。この時から社員は顧客満足、経営者は社員満足、経営者の仕事は会社の未来を創ることをモットーに、社員満足の追求に舵を切りなおしたとのことです。以前は、社員は借金を返す道具としてしか考えていない時期もあり、全然採用もできず、すぐに辞めていってしまう状態だった会社を、社員満足の追求を行うことにより、「働きたくなる会社」「社員が定着する会社」へ変わっていきました。結果、今では毎年の新卒採用や、離職率の大幅改善。社員が知り合いをこの会社で働かせたいとまでなったとのことです。

 

最後に岡崎氏は、同友会での学びを実践し続け、失敗からの成長を常に感じ、社員は我が家族と思い接することにより、会社の、社員の未来を築けると言われました。グループ討論では、各社の採用と人材定着について討論を行いましたが、結局岡崎氏の話を基に自社の未来について今一度見つめ直す内容となりました。

記:(株)アフィット不動産 佐藤 貴道