2023.02.03
経営基礎講座第6講「働く環境づくりのガイドライン」
備北支部
呉支部
福山支部
経営改善勉強会
講師:藤浦 隆英 氏(社会保険労務士法人レイバーセクション代表、中同協経営労働副委員長)
中同協経営労働副委員長の藤浦隆英氏を講師に迎え、広島エリアの経営基礎講座の第6(最終)講「『働く環境づくりの手引き』は何を示しているのか」を開催しました。本講は、広島東部ブロックの基礎講座との合同開催でした。
講師の藤浦氏は、穏やかに力強く、わかりやすくお話を進められました。「経営指針が実践できないのは、社員にとって我が事ではないことが大きな要因」「会社に定着する要因と、モチベーションが上がる要因とは別なもの」「社員とともに中長期の視点で、経営指針作りと一体として取り組むことが大事」「業務の効率化は働き方改革につながらない。大事なのは効率化ではなく、高付加価値化だ」「つまり働く環境づくりは働き方改革ではない」…等々の指摘は、参加者にとって大きな励ましになったようです。
講座の最後に、藤原・県委員長は「以前は社員を育成しようと考えていたが、今は社員が成長できる環境を創ることが経営者の責任だと思っています。その実現のためにも、私たちは繰り返し基本を学びなおし、実践していきましょう」と呼びかけました。
以下、参加者のアンケートから「学んだこと、実践したいこと、感想」を抜粋してご紹介します。
なお、氏の報告要旨は、同友ひろしまでご紹介しますので、そちらもご覧ください。
記:事務局 橋本
③この講座で学んだこと、今後実践したいこと、感想などについて、ご記入ください。(自由記述)
- 会社の規律、社員のビジョンの認識がとても大事だと気付いた。
- モチベーションアップについて学びたい。
- 業務の効率化が「働き方改革」の肝ではなく、付加価値の増大が重要というお話が刺さりました。付加価値向上に向けてさらに取り組んで参りたいと思います。
- 就業規則作ります!!
- 経営者だけで考えて行動するのではなく社員も含めて考え実行し一緒にブラッシュアップしていきたいと感じました。
- 社員との、信頼と信用をしっかり共有していきます。
- 就業規則の各項目の意味について今一度深掘りしたいと思います
- 藤浦さんの話し方がすごくわかりやすく、真似しようと思いました!
- 経営労働委員長として、同友会の学びのステップの理解が進んだように感じています。また、自社の事では未来のシェアの仕方のヒントがあったように感じています。
- ありがとうございました。参考の書籍を紹介していただいたので早速購入しました。今年は就業規則を作ります。
- 働く環境づくりに取り組むきっかけになると思います。
- 就業規則や指針、働く環境づくりは社員とともにつくることだと再認識しました
- 会社のビジョンと個人のビジョンを重ね合わせる必要があるという事。個人のビジョンを共有してもらえるよう努めたい。
- 社員とともに、就業規則の見直しを定期的に行っていきたいと思います。
- 「働く環境づくり」は、社員が自分事と思える経営指針のために必要な条件であり、経営指針を実現する目的でもあるということを再認識しました。
- 会社だけでなく、社員の人生の10年ビジョンも聞いてみようと思います。ありがとうございました
- 社員の10年ビジョンを語る面談を実施しようと思います。
- 付加価値の向上が働き方改革につながるということ
- 経営指針を作る必要があると感じた
- 社員の意見を取り入れた就業規則になってないので毎年実行したいと思います。
- まだ社員はいませんが、できることから作っていこうと思います
- 突き詰めて働く環境作りと生産性について考える大切さ
- 若手メンバーが加わってくれて、急いで整備していきたいところだったので、さらに加速して整えていこうと改めて思いました。早く整えて、利益追求に専念しなければ、息切れしてしまいそうなので、みんなで協力して良い会社に!頑張ります。ありがとうございました。
- 言葉ではなく形で経営指針を作ること
- 経営指針を策定することの重要さを毎度参加するたびに実感しました。私自身はまだまだ、取り組めていませんが、近いうちに取り組まなければいけないと実感しています。
- 講師の付加価値の向上というお話と、グループ討論の中で出てきた価値観の転換が、必要な時期に来ていると感じました。ありがとうございました
- 就業規則の大切さを学びました。小さな事から少しずつでも変化をつけて良い環境をつくっていきます。
- 社員と経営者は対等の関係、役割が違うだけ。腑に落ちました。
- 働きやすい環境は経営側が作っていかないといけないと考えていましたが、社員と一緒に作っていきたいと、今回のセミナーで思いました。
- 経営指針の成文化は、社員とともに実践したいので、社員の10年ビジョンを聞いて経営指針に盛り込みたいと思いました。
- 働く環境は社員が主体となって取り組める環境を経営者は整えると同時に、会社の利益の追求については経営者が考えて社員に協力してもらい達成することが重要と感じました。
- 分かり易くとても良かったです。何度も聞きたい講座です。最後のまとめの藤原さんの言葉がとても印象的でした。「社員の成長は成長できる環境を整えること」まさしく今日の学びでした。ありがとうございました
- 生産性向上による労働時間のさらなる短縮
- 労働環境の改善を生産性の向上によって社員が主体的にできる社内の環境づくりが必要である事
- どの部分から手をつけるといいのかわかりやすく話されていました。働く環境づくりの手引きと企業変革支援プログラムの新バージョンに目を通してみようと思います。
- 素晴らしい授業をありがとうございました。今後実践することは、就業規則の見直しと来年度の経営基礎講座への参加です。
- 『働く環境づくり』の定義がわかって良かったです。
- 藤浦さんのお話し、とても聞きやすかったですし、分かりやすかったです。経営者と従業員が価値観を共有して信頼関係を築かないといけないと思いました。また、社員さんがコマではなく指し手感覚で経営に参画できるようしっかり巻き込んでいかないといけないと思いました。
- 大変参考になりました。ありがとうございます。
- 講師の話は理路整然で具体例も豊富なためわかりやすかったです。どのように働きたいか、仕事に何を求めているか、どんどん多様化しているので、ひとくくりには考えられないなと感じました。だからこそ社員と指針書づくり、10年ビジョンを共有することで、個を活かしながらもまとまりが出てくるのかなと思いました。
- 社員との関係の在り方が勉強になりました。