「温故己活前進　オンコキカツゼンシン」広島に残る武家茶道から現代に活かせる精神性を見出す

2023年1月25日リーガロイヤルホテル広島にて広島エリア4支部合同の新年互例会が開催されました。第1部では講師に上田宗箇流　若宗匠　上田宗篁氏を招いて「温故己活前進　オンコキカツゼンシン」広島に残る武家茶道～現代に活かせる精神性を見出す

といったタイトルの講演がありました。400年続く伝統を継承するとは何か？日本の伝統を守る「不易流行」とこれからの茶道を発展させる「アイデアと実行力」そこには自身が体験したことが大きな武器になっていると言われてました。特に学生時代から始めたヒップホップダンスにおいてはプロのダンサーとして生計が立てれるまでに。その過程では様々な挫折を乗り越えた経験がのちに茶道の広報にも生かされたそうです。また、足に腫瘍が出来たことで生死を30代で体験し、まだ足の不自由な状態をかせられました。茶道にとって正座は大事な作法ですが正座が出来ない足となって初めて高齢者の悩みを実感できたそうです。茶室までの飛び石が渡れない。正座が出来ない。そんな高齢者の声を実感することで高齢者でも楽しめる茶道の方法を考えるようになったそうです。今後も広島を代表する上田宗箇流を世界中に広める活動が期待できるお話でした。

第2部では懇親会が開催されました。

各席十分な間隔をあけて懇親でき安心感のある宴会でした。特に、書道パフォーマンスは独創的な書を書道家の藤庵様が書いて頂き面白いイベントとなりました。その書を皆さんでオークションしなんと中②地区の方が落札されました。ぜひ時間があったら事務所に飾られた書を見に行ってみたいです。各地区の委員会の皆様、支部長、大変お疲れさまでした。

記：（株）エムシーエス　三原英嗣