報告者：社会保険労務士法人テトラ　柳井 一輝　氏

日時：12月21日（水）
会場：市民参画センター・Zoom
参加者数：24名

Ｄ地区12月例会は、「あなたはどのように事業承継を迎えますか？」のテーマで、社会保険労務士法人テトラの柳井一輝代表にご報告していただきました。氏は父親で現在同法人の会長である柳井誠治氏が起業された「柳井経営労務事務所」を数年前に承継されました。今回はそれまでの経緯とテトラの立ち上げについてお話ししてくださいました。

大学を卒業して一般企業に就職して働かれていましたが、地元の福山にUターンされ、父親の事務所に転職されました。その後、社会保険労務士の資格取得も三度目のチャレンジで合格されたそうですが、二回目の不合格の時にはさすがに「やばい」と思われたそうです。その他にも、当初の仕事に対する姿勢に対し、同僚の先輩職員の方から幾度となく叱責も受けられたそうです。

それで柳井氏も多くの気づきがあったとのことで、父親から事業承継をするときに現在の事務所名「テトラ」が意味する、「４」。「三方よし( 買い手よし、売り手よし、世の中よし)」の考え方に「働き手よし」を加え、働く人が「夢」を実現できる社会の実現への思いを込められたそうです。

父親の顧客を引き継ぐ難しさも感じながら、なにごとにもくじけず常に前を向かれて頑張られている柳井氏の姿には共感することが多く、現在個人事業主である私も自分の事業をいつかは誰かに承継する時が来ますので、参考にして頑張っていきたいと思います。

記：ソーホーアワムラ　粟村 光範