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2022.12.20

「飲食店の仕事の厳しさと楽しさ~コロナ禍を経験して~」福山支部A地区会

■報告者:エス・エイチ・エスサービス(有) 早﨑 久雄 氏

■日時:11月18日(金)
■会場:元町ホール
■参加者数:18名

コロナウイルス流行から2年が経ち、様々な所でコロナの影響はあると思いますが、やはり一番影響を受けたのは飲食店では無いのかと思われます。このコロナ禍の飲食店の状況をお話して下さいました。
早﨑さんは修行を経て23歳で独立をし、最大10店舗ほど経営されたそうです。現在は福山で5店舗経営されています。

2020年2月コロナが始まり全ての予約がキャンセル。800万の売り上げ見込みがゼロ、3月・4月の予約もすべてキャンセルという最悪の状況となり、店を畳もうと考えたが、政府の助成金で何とか凌ぐ事が出来たとの事です。今まで無借金営業を続けてきたが、ここで借金せざるを得ない状況になってしまいました。
さらに、創業当時から支えてくれた従業員さんが、お客様が来ない・売り上げが下がる、頑張っても報われない日々が続いてしまい、退職されたそうです。従業員の心のケアを怠ってしまった事を本当に申し訳ないと言っておりました。
しかし、早﨑さんはこの様な状況でも挫けず様々な事に挑戦されました(キッチンカー・お弁当・仕出し等)さらには、以前から興味があった畑も始められたそうです。

なぜこの様な状況でも諦めず挑戦するのか? それは【愛とロマン】だと早﨑さんは言っておられました。お客様の笑顔、ごちそうさまでした・美味しかったよと言われる度、本当にこの仕事をやっていて良かったと思うそうです。

グループ討論では「何の為に仕事をしていますか?」というテーマで討論を行いました。皆さんシンプルだが深い内容のテーマで色々と考えさせられたと仰っていました。

記:安藤組(株) 安藤 寛之