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2022.12.20

「経営指針を作成し、実践している会社に学ぼう」福山支部経営労働委員会

■報告者:松岡製麺㈲ 松岡 宏高 氏

■日時:11月10日(木)
■会場:事務局・Zoom
■参加者数:25名

32歳で社長になって15年間は、経営の目的も持たず、うだうだしていました。事業承継の勉強のつもりで同友会に入会しましたが、1年間は幽霊会員でした。地区会での発表がきっかけで経営労働委員会に参加して、経営理念を作り丸山さんの指針塾で成文化して、社内発表しましたが、このときは社員はポカンとしていました。

経営指針の作成で見えてきたものは、①方向性の明確化②財務の改善③法令の遵守④採用と育成⑤積極営業⑥新規事業⑦役割分担と組織作り⑧設備投資、の8つの必要性です。いまでは、週一回のミーティングの開始時に理念の唱和をして、全員暗記するまでになっています。

経営指針書の内容は、経営理念から個人の目標まで。経営方針は細かく規定し、行動計画はその完了までを管理しています。
また、「自社農場での小麦づくり」という10年ビジョンを掲げ、神辺町で作り始めています

最後に、松岡氏からメッセージをいただきました。
「時間はかかるので、早く発表しましょう。そして、失敗したらハードルを下げて、小さなハードルを乗り越えていく達成感を実感しましょう。失敗してもあきらめずに、小さなハードルを乗り越えながら継続することが大切です。」
日々の経営改革に経営指針をフル実践している事例をありがとうございました。

記:池永会計(株) 田中 秀穂