経営フォーラム2022 第6分科会 [中小企業が実践する日本一の環境経営」
報告者 西岡化建株式会社 西岡 洋子 氏
今回大阪から来広し報告いただいた西岡氏ですが、1973年のオイルショックの年に原爆ドームの崩れを防止する為のアクリル注入工事の仕事に携わったのが現在の仕事を始めるきっかけだったとお聞きし、驚きと共に報告が始まりました。
西岡科建は防水・塗床・防食工事を主として業務されていて、大手ゼネコンからも引き合いがくるような高い技術力も報告から強く伝わってきました。
今回の報告は西岡さんが推進している環境経営やエコアクション、SDGsの推進についての様々な取り組みを熱く熱く時間をかけ報告していただきました。
つい「環境経営」と聞くとハードルが高く、社内に取り入れるまで時間がかかる企業さまが多いのが現実。また大企業に比べ中小企業は任意だということもあり忙しい日々の中で、取組に奥手になってしまう現実的な課題も話をしていただきました。
大切なのは「お金がかからず、すぐできることから始める」ことが非常に重要で、まず一歩始めてみることで従業員の結束にも繋がりモチベーションアップにもなるんだということを教わりました。
グループ討論でも西岡さんがテーブルに参加してくれ、休憩室に環境掲示板を貼ったり、従業員の資格取得の賞状をすべてカラーコピーして見えるところに貼り付けたり、無駄に置いてある機械や道具を整理し捨てたりと、環境経営やモチベーションを上げる施策は目の前に沢山あることを楽しく教えていただきました。
大切なのは、「社長がやることをしっかり決める事」「短期集中ではなく年間で地道に計画してからやること」などこれから取組みを始めるメンバーにも沢山ヒントをいただきました。
人を巻き込み進めていく圧倒的なパワーも西岡氏から感じる事ができ、終始笑いの絶えない6分科会もあっという間に閉幕となりました。
記:広島エリア広報委員会