「社長の思いを社員と共有するには？」福山支部D地区会

■報告者：㈲池田木型製作所　池田　滋　氏

■日時：９月21日（水）
■会場：市民参画センター・Zoom
■参加者数：22名

初めての体験発表で緊張されていましたが、会社紹介で実際に開発された灯篭流しで使われる段ボールで製作した船などを持ってきてくれて、「木で作ったものは川に流した際に自然に戻りにくいので、段ボールだと自然に還りやすくしている」とわかりやすく説明してくれました。

池田さんは先代の社長さんが倒れられてから８年間、社長不在のまま頑張ってこられて、2022年４月に代表になり、経営理念、経営方針、半年間の目標など自ら考えて実行されています。会社の強みも、大手に負けないように短納期の要望に対応するなどを掲げています。しかし、社員さんとの理念や方針の共有はコミュニケーション不足な部分があり、悩んでいるようでした。

グループ討論は「仕事を円滑にするためにどの様な取組をしていますか？」というテーマで話し合いました。
経営者の姿勢、やるべきことに目を向けて社員さんに伝えていくこと、感謝の言葉ひとつで社員さんが変わった、経営者としての勉強をして、社長についていこうと思ってもらえるようにする、自分たちがどうやって幸せになれるか考える社員に育てる、などの意見が出ました。

経営者としての姿勢やコミュニケーションの大切さなどを改めて再確認しました。同じような悩みはあるのでこれからも同友会で学んでいきたいと思いました。

記：藤井石材店　藤井　裕也