講師：フリーライター　丸古 玲子　氏

■開催日　９月16日（金）
■会　場　呉森沢ホテル+Ｚｏｏｍ
■出席者　38名

雑誌「くれぼん」を出版されている、呉出身、東京在住のフリーライター、丸古玲子さんを講師にお迎えし、私たちの知らない呉の歴史を本当にイキイキと楽しそうに語っていただきました。
やはり呉の歴史といえば、避けることのできない、戦中戦後を掘り下げてお話しくださいました。
中でも私が最も印象的だったのは、呉が軍港だった頃に造船に関わる３名の偉人。コンピュータのない頃に、頭で考え引かれた図面、頭で計算されつくした生産管理、当時日本では技術力の低かった電気溶接技術を確立。素晴らしい技術、人が呉の海軍工廠を支えていたというお話しでした。
さて、このような歴史背景を持つ呉で、私たちに何ができるでしょうか。自社に活かせるものは何か。まず、呉に人を呼ぶには？呉らしいものは何？呉にしかないものは何？とても難しいグループ討論になりました。
なかなか明るいニュースのない呉ですが、コロナや景気のせいにしている場合ではなく、誰かが呉を盛り上げてくれるのを待つのでもなく、そろそろ私たち自身が、呉をどうしたいか、何をしたらいいのかを考え、実践して行かなくてはならない時が来ているのではないかと、気づかされた例会だったと思います。
はい、考えてみます。ありがとうございました。

記：百合花　吉松　里香