「社員とのラポール形成~心地よく働いてもらうための傾聴力~」福山支部女性部会
■講師:ホリスティックブレイン学院㈱ 林原 慧未子 氏
■日時:9月16日(金)
■会場:事務局
■参加者数:11名
9月の女性部例会はセラピスト&メンタルトレーナーであるホリスティックブレイン学院㈱の林原先生に、経営者として社員と信頼関係を深めるためのコミュニケーションの取り方を教わりました。
まず始めに、人間の脳のプログラムについてお話頂きました。人間の脳は外界からの情報を得たり、自分で色々なことを体験することで脳に「プログラム」ができる。このプログラムが一旦出来上がってしまうと、その後の体験に影響を及ぼすと言われていた。この話を聞いて、人の思い込みはこうやって作られるのだと思いました。そして強力な思い込みは他人をも巻き込んでしまう可能性があることと、もっと怖いのは脳のプログラムは9歳でほぼ出来上がってしまうとのこと。上記のような科学的な説明を受けた後、心理学テストを受けました。私たちにしみついている思い込みがあからさまになり、私を含む聴講している方々は驚愕されていました。
やはり私達経営者はリーダーであるがゆえに、自分の意見を正当化し押し通そうとしてしまう場面がある。しかし、社員との信頼関係をより強固にするためには、社員の思考を知った上で相互に理解するように努め、確認しあうことが必要だとも言われていました。
そして最後に、社員とのラポール形成(相手を信頼して打ち解けた状態)に必要なものは、「誠意」「好意」「敬意」である。経営者が社員と話す時は自分の体験からの思い込みで社員の話を聞くのではなく、社員の表情、顔色、声のトーンなどを観察する力と相手の話している言葉を鵜吞みにせず、本当は何が言いたいのか受容的・共感態度で聴く傾聴力を身に着けて信頼関係を強固にし、経営理念に沿って人を生かす経営をしていけるように努力したいと思いました。
記:㈱のとテック 能登雅子