2022.10.25
「ゼロから創り出す人生」尾道支部例会
福山支部
経営改善勉強会
報告者:高橋みえこ一級建築士事務所 代表者 高橋美恵子 氏
大学卒業後初めての仕事が、阪神淡路大震災の現場で活動。
この状況を体験し、建築士として大切なものは何か?を感じるようになる。
設計するうえで、私にできることは?を常に考えた見積もり。
4社、5社の見積もりの中、勝ち取ることが出来たのは、災害を目の当たりで経験したことが糧となる。
困ったことを解決する事、つまりお客様に寄り添う接し方、心の満たし、本当に喜ばれる為、お客様と一緒に作り上げていく姿勢を大切にしてきた。
また、2018年の広島県豪雨災害の復興活動にも従事した記録が、内閣府の目に留まりメディアに取り上げられ、オファーがかかる機会も増した。
しかし、コロナ禍中で、受注が減りはじめる。
同友会の入会をきっかけとして、様々な助言、交流の中から励みをもらい、踏み出せることができた。
また、事務所以外に山波に、打ち合わせスペースを構えようとした理由が、ネット社会の便利さから、置き去りにされそうな意思の疎通を解決するため。
勇気をもって素でいられる自分、人と関わり、寄り添える仕事の進め方は大切だと、厚く語っていただいた例会であったと思いました。
グループ討論のテーマでもあった「大切にしているものは何ですか?」
私たち、日頃の忙しさの中、当たり前のことを当たり前にできることが大切ではないでしょうか?
不透明でもあり先の見えない環境下とはいえ、これからも私たちは経営と向き合い、利益を生み出す経営者であること、そしてまた、寄り添える自分も大切に…を気づかされた例会であったと思います。
記:(株)P‘sコーポレーション 大原 亮子