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2022.09.22

「はまりやすい課題解決の罠とは」福山支部I地区会

報告者:バンズグリル 小川 尚範 氏

■日時:8月23 日(火)
■会場:タカハシ・Zoom
■参加者数:9名

8月度Ⅰ地区例会は、支部においても重要項目として上がっている「経営課題の解決」をテーマに、バンズグリルの小川尚範氏により「はまりやすい課題解決の罠とは」という切り口で発表いただきました。

我々はともすれば、一つの課題に対して思い付きの解決策に飛びついてしまいがちです。ですがその「課題の設定」自体が的外れでは本当の課題解決には至らないでしょう。解決策に思いをはせるのは一旦グッと我慢し、まずはその課題を十分に深掘りをしよう、「なぜ」を繰り返すことでその課題の「本質」に近づこう、課題の本質に近づけたと感じたときにはじめて解決策に乗り出すことで、本質的な課題解決に迫れるはずだ、という非常に分かりやすく、膝を打つ内容の発表でした。

ちょうど弊社においても「課題解決5つの階層」という勉強をしており、小川さん発表の通り、どうしても一足飛びに「解決策は何なのか」と考えたくなるところを、まず「①事実」を正確に把握できているか、その事実がどのような「②問題」を引き起こしているのか、「③なぜ」その問題が発生しているのか、どんな「④解決策」があるのか、どの解決策が「⑤効果」が高いのか、という手順で議論しようとしています。解決策を出す前にしっかり3つの手順を踏むことが大切になるという事を社員全員で周知したいと考えています。

次に小川さん発表を踏まえて「Ⅰ地区会の運営課題」についてブレインストーミング式で課題抽出するというワークも行いました。実に多くの課題が参加者より提出され、問題意識の高さを感じました。単なるワークとして終わらせることなく、各課題の本質をしっかりと捉まえながら、地区会特有の課題解決に向け私も手伝いたいと思いました。非常に有意義な例会になったのではないでしょうか。

記:(株)明電 大塚 真