特別支援学校 企業訪問バスツアーを開催!
県内の特別支援学校(以下、特支)の先生を対象にした「企業訪問バスツアー」。コロナウイルス感染症の流行に伴い、各支部で開催を見合わせていましたが、今年度は感染防止に努めながら行いました(一部は延期)。各校の様子を報告します。
■県立広島特支(広島東)
炎天下の八月二日、コロナ禍で3年ぶりとなる広島東支部の県立広島特別支援学校の企業見学ツアーが実施されました。先生14名と同友会6名が、㈱モンテドール、㈱トモエ、レタープレス㈱、㈲ダイイチ企業と㈱イーシーエーの5社を訪問しました。
訪問先で働く卒業生との偶然の再会に、「猛暑の中で懸命に働く姿は在学中には想像できない。随分と逞しくなった」と感動の声が聞かれました。また、「激動の中、工夫しながら経営されていることに感動した」等の先生方の熱い感想もありました。
■福山北&沼隈特支(福山)
8月2日に福山北特支、8月22日に沼隈特支の先生を対象にした企業訪問バスツアーを開催しました。福山北特支では㈱エイトコーポレーション、映クラ㈱、三和綜合印刷㈱の3社。沼隈特支は㈱オオサコ、デイジー㈱、協同精機㈱の3社です。参加された先生からは、今まで知らなかったという中小企業の仕事や卒業生が働く様子を見て、「仕事に対する思い等について知り(中略)今後の学校の取組の方向性において大変参考になった」という声が寄せられました。企業と学校と立場は異なりますが、人を育て、地域を支える意義を確認したバスツアーとなりました。
■廿日市特支(広島西)
8月3日、廿日市特別支援学校の先生を対象にした企業訪問バスツアーを実施しました。23名の先生にご参加いただき、㈱やまだ屋と安芸グランドホテルの二社を訪問しました。
やまだ屋では、会社の歴史や理念について中村社長にお話しいただき、障害者雇用についても「特別扱いはしない。何ができるのか考える」と思いを聞くことができました。
安芸グランドホテルでは、実際に施設内を見学してどんな仕事があるのか知る機会になりました。
参加した先生からは、「企業を見学することで、生徒に合うかどうかイメージできた」「企業の障害者雇用への思いを聞けて良かった」と好評いただきました。
■広島北特支(広島北)
8月9日、広島北支部、広島北特別支援学校の企業訪問バスツアーが開催されました。最初に訪問した㈱ノムラストアーでは作業現場を見学し、後にそこで働く卒業生を交えての座談会がバスの中で開かれました。次に訪問した㈱アイ・エム・シー ユナイテッドでは、二班に分かれて工場見学を行いました。その後本社屋の三階にあるミーティングエリアにて北特支の先生に向けた会社説明会と質疑応答の場が設けられました。 参加した先生からは、「実際に企業の方と意見交換を行い、現場を見学できたことで就労についてより深く考えるきっかけとなりました」との感想がありました。
各校ともバスツアーを通して、学校と企業がお互いを知り理解を深めるきっかけとなる夏の一日となりました。