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2022.09.21

「経営者も『脱皮』しなければ成長はない ~危機を好機として捉えた私の実践と理念~」呉支部8月例会

講師 社会福祉法人大空会 理事長  黒川 義之 氏 (㈱グローバルコスモ 代表取締役)

8月18日(木)に呉森沢ホテルとZoomを使い開催されました。参加者は82名でした。  

㈱グローバルコスモの前身は蒲刈観光汽船㈱。1983年、船舶貸渡業として設立。1985年に旅行業を開始。「介護旅行」を皮切りに、ここから「介護」「保育」「障害福祉」の事業展開。そして2014年に社会福祉法人化。さらに2020年4月より㈱グローバルコスモの運営していた福祉事業を譲受し、一体的に運営しています。  
現在、社会福祉法人大空会は、介護事業として「居宅介護支援事業所はるかぜ」他2ヵ所。保育事業として「延崎保育園」他2ヵ所。障害福祉事業として「児童発達支援 なかよし園 広駅前」他4ヵ所を運営されています。全く違う分野への挑戦は「そこに求められるニーズがあったから」と淡々とお話しされる黒川氏でしたが、その裏では相当なご苦労があった事もお話し頂きました。  

「順風満帆に見えますが、幾多の経営危機があった」とのこと。最大の危機は、「三期連続赤字を出してしまい、あと半年しか会社はもたないと言われた時」。危機に転じる過程・原因は、「気づかないうちに起こっているこころの変化『三慢』です」。「三慢」とは、①慢心(おごり、たかぶる)、②傲慢(人を見下す)、③怠慢(当然しなければならないことをしない)。奥様の「感謝の気持ちを忘れてない?」という一言が、ご自身を見つめ直すきっかけになったそうです。  

経営理念、そして経営者自身の哲学が、危機の時にこそ問われることを実感したご講演でした。