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2022.09.21

上勝町の取組みから学ぶ ~県地域内連携推進委員会

8月26日、県地域内連携推進委員会の今年度最初の活動である、徳島県上勝町のWEB視察を行いました。県環境経営委員会の2名を含め、11名が参加しました。  
上勝町は「おばあちゃんの葉っぱビジネス」で有名ですが、現在は日本初の「ゼロ・ウェイスト宣言(ゴミゼロ運動、2003年に宣言)」でも知られています。いずれも住民の参画なしには成立しないもので、その原点を求めての視察となりました。  
2時間のスケジュールは、「いろどり」や「ゼロ・ウェイスト」についての動画と、視察運営を行う(同)パンゲア・野々山氏の解説・質疑応答で進行しました。
まちづくりや住民参画の成功について、氏からいくつかの指摘がありましたが、特に印象的だったのは「暗黙知」と「主体者意識」「成功体験」です。早い者勝ちの「いろどり」の受注も、互いに顔見知りの間だからこそトラブルはなく、むしろ良い競争関係に。参加する農家はそれぞれが個人事業主として「生産計画」を立てており、「いろどり」の受注量もそれに依拠しています。また「いろどり」の成功があったからこそ、難しい「ゼロ・ウェイスト」の取組みに挑戦できているのです。  
地域づくりと企業づくり。そこには共通する教訓があるのだと感じた視察となりました。