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2022.07.22

地域の若者を育て、地域に残す ~3会場で高校の先生方と経営者との懇談会を開催~

 広島同友会では、「地域の若者を育て、地域に残す」をテーマに、毎年、高校の先生方と経営者との懇談会を開催し、地元高校との関係を深めています。以下、5月・6月に東広島、呉、広島の三会場で開催した懇談会の模様を紹介します。  

■入社3年目の社員さんの体験談(東広島会場)

 東広島支部では、去る5月25日、日中は高校の先生方の企業見学、夕方からは先生方と経営者との懇談会を開催しました。
 企業見学はコロナ禍により3年ぶりの開催です。マイクロバスに先生5名、経営者4名が乗り、5社を見学。企業の熱心でわかりやすい説明に、たくさんメモを取る先生方の姿が見られました。
 懇談会も久しぶりのリアル開催です。地元の高校から会員企業に就職した3年目の社員2名の体験談では、子どもの頃のエピソードや親への感謝の気持ち、また失敗を糧に、もっと責任ある仕事を任されるようになりたいと話されました。
 報告を受けて「若者をどう育てるか」をテーマにグループ討論を行いました。若い人が育つには、「あいさつと素直さが大事」、「会社では経営理念、失敗できる環境が大事」、「社長自身が勉強することが大事」などの意見が出ました。時間が足りないほどの熱心な討論になりました。この会合が学校と企業の懸け橋となり、気軽にやりとりできる関係ができていけばいいですね。  

■高校生と保護者のための企業ガイダンス振り返り(呉会場)

 去る5月27日に開催された、呉支部の懇談会(参加者 学校20名、同友会25名)は、最初に5月21日に開催された「高校生と保護者のための企業ガイダンス」の振り返りを行いました。
 田中プロジェクト長(㈱芝岡産業 代表取締役)より、当日の様子や来場者&出展者からのアンケートから、良かった点、次年度への課題が報告されました。それを受けて、次年度に向けての要望等を各校より一言ずついただきました。生徒さんにとっては、中小企業の存在意義やいろんな会社・仕事があることを知る絶好の機会になったようです。
 次に、「地域で若者を育て、地域に残すには」をテーマに、グループ討論を行いました。「企業からみた高校生の姿から、教育現場でどのように育てていくのか、改めて明確になった。「異なる立場での苦労をお互い知ることができた」という先生の声が印象的でした。  

■オンラインで情報交換~次回はリアルで(広島会場)

 広島エリアでは、去る6月15日に、オンラインによる先生方と経営者との情報交換会を開催しました。
 求人委員による事前の学校訪問で先生の参加が昨年より4名増え、また、企業も大幅に増えて50名強の参加となりました。
 県立大竹高校の宮本先生より、「求職応募状況と就職志望学生傾向」について問題提起をいただき、「地域に若者を残し、地域で育てるために」をテーマにグループ討論を行いました。
 企業からは、「学校と企業でお互いの悩みを話し合えて良かった」「地元志向の生徒が多いと聞き、就職先の受け皿として役割を果たしたい」などの声がありました。次回は先生方からの要望もあり、リアルでの開催が期待されています。