報告者：（株）ノア・コーポレーション　代表取締役　増見元士　氏

　今期、東広島支部青年部の部会長をされる増見氏。これまでも同友会の中で様々な活躍をされた増見氏であるが、熱い思いを持っている方、行動力がものすごくある方として青年部で有名である。では、その根源は何なのだろうか？今例会では、それを知ることができる機会となった。

　現在ほど同友会に対して思いを持っていなかった入会当初、その後の覚醒。いくつも大きな役を任され、それを全うして行く。その中での出逢いと交わした言葉が一つ、また一つと増見氏の行動や考えに刺激を与えるのであった。会社においては、事業承継を行い、新事業も開始した。しかし、順調に歩みを進める中、コロナ禍が訪れる。

　コロナ禍による会社への影響は少なくなく、増見氏の時間や体力は削られ、当然不安にも駆られるのであった。また、同友会では大役を任されており、時間がない中でその責任を全うしなければならない。体力的にも精神的にもきつい状況であった。

「一体何の為にこんなに頑張らなくてはならないのか」、考える増見氏に答えが出た。それは、奥様の為であった。奥様が守ってきた会社を守りたい。それが行動と思いの根源である。そして、それに気づくきっかけと守れる力は人との出逢いにより得ることができた。そう涙ながらに報告する増見氏に会場は感動の渦となった。

　何のために例会に参加しているのか？何のために同友会活動しているのか？何のために経営をしているのか？これは今例会のグループ討論テーマであるが、答えを改めて考えてみると明日からの行動が変わるきっかけになるかもしれない。

記：宮尾社労士事務所　宮尾俊行