「テレビ新広島 箕輪社長が語る! 中国地方を盛り上げる、TSSの新時代戦略」広島北支部例会
6月8日(水)、テレビ新広島1F大会議室にて、安芸・安佐南・安佐北合同例会が開催されました。
まず初めにテレビ新広島社屋見学ツアーに参加しました。2020年に完成した新社屋ですが、建てられたきっかけは2014年8月の広島市の土砂災害であったそうです。
土砂災害を経験し、自社のハザードマップを見直したところ、旧社屋では水に浸かって放送ができなくなることに気づいたそうです。
最初は電源を上にあげることを検討したそうですが、40年という築年数が経過していることを考慮し、新社屋の建設を決断したそうです。箕輪社長いわく、「放送を止めないことが使命である。」であるそうです。
例会では箕輪社長に「中国地方を盛り上げる、TSSの新時代戦略」というテーマでお話していただきました。
まずは、東京にとって地方局の位置付けをお話しいただき、開局当初は広告収入の面においても地方局が大事な存在で会ったことを知りました。今は放送の多様化
もあり、昔ほど重要ではなくなったそうで、生き残るためには番組を作れる力がなくてはならないとのことでした。
しかし、社員はキー局への依存心が高いため、「失敗しても、嫌われてもいいからチャレンジしよう」とはっぱをかけていらっしゃいます。
オバマ大統領の広島訪問、カープ黒田選手の引退会見を独自に行う、それが社員の自信につながっていきました。
やはりみんなが見たいものを放送しなくてはいけません。ただいいものをつくっていればいいのではなく、見たいものを見たい時に流すことが重要です。完成度にこだわりすぎてタイミングを外さないようにする。それが生き残る道だそうです。
「西村キャンプ場」は今では全国に放送して(買って)もらっており、広島県のPRにもなっています。「地域と一緒になって発展していきたい。なにかあったらTSSと思っていただけるような会社にしたい。それが生き残る道である。」と力強く語られます。
働く人が同じ方向をむいているかどうかが重要です。「なんのためにテレビ局は存在しているのか」を各部署ごとに考えようと投げかられています。「テレビ局は『利他』であり、広島県民の皆さんが必要だと思ってくれているから自社があります。リーダーは思っていることの60%しか言えないし、言っていることの60%しか理解してもらえません。結果36%しか伝わりません。だからこそ伝わるまで何度も言うことが大事です」と結ばれました。