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2022.03.17

「EC事業18年の奇跡?なぜか新卒者が辞めない企業」福山支部K地区会

報告者:㈱福山楽器センター 新庄 一貴 氏

 新年最初の例会は毎回、発表時に『いつまでに○○』と目標と数値を発表されてきた、新庄氏の第3回目の発表で、仮に他社より高い価格でも売れるのはなぜか等、通常であれば企業マル秘であろう秘訣も惜しみなくご教授くださいました。

 組織の仕組みづくりについては、社内の業務について作業の流れを明確にするために“業務フロー”を作成。それを元にチームを細分化しグループを構築して作業分担。リーダー育成のため“リーダーMTG”を開始。各グループが個別に課題に向き合って自己解決。これにより社内の複数の課題を同時並行で解決にむけ取り組めるようになった。やるべき仕事とやらなければならない仕事を並行実行できるようになった事で、通常業務+αが得られる体制となった。

 管理業務は、結婚で転居した勤続18年の社員を継続雇用しており、社内連絡ツール管理、利用の範囲などのルール化、スタッフの進捗管理などをリモートワークで行っているとの事。また、以前よりEC事業での悩みであった限界のある商品発送業務について改善を考え、東京に倉庫を購入し関東からの配送拠点を確立。社内の仕組みづくりに取り組んでいた事で、コロナ禍においてのすごもり需要で過去最高益を達成できた。

 『何もしていなければ受注も発送も限界を超える事は出来なかった』と話されており、物量を達成できるように整える事、チームプレイができる仕組みづくりの重要性を強く感じました。

 新事業の、業界世直しに欠かせない在庫管理システムを自社開発し、他には例のない複数倉庫の在庫管理を一括で行えるアプリの開発もされており、本年度4月に稼働開始されます。次回発表も待ち遠しく思いますが、今回も実例に沿ったリアルなお話しは、大変分かりやすく学びが大きかったと感じ感謝しております。