活動レポート
2022.02.04

「尾道企業家の語り部屋」尾道支部例会

 コロナ禍の12月の広島県中小企業家同友会 尾道支部の例会は、『尾道企業家の語り部屋』という Zoom を活用しての活動でした。

 この例会の面白いのは、5つのお部屋が用意されていて、サッカーの試合のように、前半40分にその中のお部屋の一つに入って、また、後半の40分に、また別のお部屋に入ってからの勉強会と、その中の2つのお部屋に入ってからの勉強会とグループミーティングでした。
 用意されていました5つのお部屋とは、(1)お金のお部屋、村上令一氏、(2)ビジョンのお部屋、山根浩輝氏、(3) 営業のお部屋、坂口公彦氏、(4)求人のお部屋、山本浩矢氏、(5)社員教育のお部屋、杉原大路氏、でした。この5つの部屋に事前に事務局の方からそれぞれの会員の方達の2つの部屋が、割り振られていました。

 私は、前半の40分には、(1) お金のお部屋、村上令一氏、のお部屋でした。お金のお部屋、村上令一氏、では、コロナ禍での資金の調達の方法や各種補助金の活用の説明でした。私の心に残りました講師の村上令一氏のお言葉3つは、
1.万が一の為、毎月の売上の3か月分の現金を確保しておきましょう。
2.もし、資金の融資が必要な場合には、『借りにくい金融機関から融資のご相談をしなさい。』
3.各種補助金や融資制度があります。それらをうまく活用しましょう。
とのことでした。

 また、このセミナーで、役に立つと思った具体例を 3 つ述べさせて頂きます

【具体例 1】金利を安く調達する尾道ノウハウ。
 尾道商工会議所のマルK融資を活用すれば、3年間金利の1%の補助が受けられます。1.21%の金利なら、実質は、0.21%となります。これで、3年間まわして、3年後に残金を一括返済して、再度、この制度を利用して、融資を受けなさい。するとまた、3年間の1%の補助金が受けられますとのことでした。

【具体例 2】エアコンの補助金
 6月1日から 10 月末まであった省エネ補助金の 60 歳以上の従業員のいる職場のエイジ枠の活用です。
 これは、100人以下の作業所で、従業員の方で、60 歳から 65 歳の方が働いておられまして、新規のエアコンを暑さ対策で導入したら100万円を上限に半額の補助金が出るということでした。その他にもいろいろな各種の補助金がたくさんあるので、知っている人に聞くか、メーカーの人も自分の機械の補助金の事を知っているので、とにかく自分で勉強して、上手く活用して下さいとのことでした。IT 補助金、モノづくり補助金、M&A 補助金、小規模補助金等が、あるそうです。

【具体例 3】コンサルタントの活用
 様々な補助金をもらうためには、その申請書の提出が必要です。また、場合によっては、事業面談もあります。
 尾道の会員の中では、二日間の徹夜をして申請書を作り上げた方もいらっしゃいました。そして、これらのコツとしては、それらの補助金を申請するのに役立つコンサルタントやコーディネイターを探すのが大切ですとのことでした。
 その補助金の審査をする方が、二枚目の名刺を持っておられて、それらの申請手続きのコンサルタントをされている方もいらっしゃるそうです。いくらかのコンサルタント料は、必要ですが、早く、確実に申請手続きを完了したいなら、これらの方達の協力も検討されたらよろしいのではないでしょうかとのことでした。
 もちろん、尾道の会員の方が、すでに同じ申請をしているならそれらの書類のコピーをもらって自分で対応するのも良いとのことでした。

 いずれにしろ、コロナ禍においても中小企業家同友会に入っていたら仲間に相談したり、いろいろと教えて頂けます。この会を上手く活用したり、勉強してお互いを高め合ったり、これからも会員増強に向けて、頑張っていきましょうということになりました。