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2022.02.03

「事業承継で重要な『ミライ』を考える」呉支部地域内連携推進&環境経営&政策委員会

講師:広島県事業承継・引継ぎ支援センター 統括責任者補佐 新居育之 氏

 クローズアップ勉強会シリーズ3「継ぐ~承継を学ぶ・価値ある会社へ」と題して、広島県事業承継・引継ぎ支援センター 統括責任者補佐 新居育之氏を講師にお迎えして開催しました。
 同センターは、広島商工会議所が中国経済産業局から委託を受けて設置された、事業承継問題等に関する公的な相談窓口です。
 事業承継の構成要素は、「ヒト」「資産」「経営資源」です。そして、事業承継の三つの方法としては、「親族内承継」「従業員承継」「社外承継(株式譲渡やM&A)があります。新居氏は「事業承継はさらなる成長のためのステップ。『ミライ』を変える一歩です」と提起されました。
 また、「事業承継を円滑に行うためには、現社長と後継者がコミュニケーションを計り、会社の『ミライ』を共有することが最も大切」というお話が印象的でした。
 特に時間を割いて紹介されたのが、M&Aも含めた「第三者承継」への取り組みについてで、様々な事例についてお話し頂きました。

 改めて感じたことは、M&Aも承継における手段の一つであり、継ぐならその会社の歴史事ごと引き継がなければ、「価値ある」承継になり得ないのではないか。一方で継いでもらう立場で考えると、「継ぎたい」と思ってもらえるように、企業価値を高めていかねばならないということでした。
 事業承継は避けて通れない経営課題。様々な支援制度もあり、同センターでは相談も受け付けています。