活動レポート
2022.01.24

代表理事年頭あいさつ

今年を希望元年に

代表理事  粟屋 充博 (旭調温工業㈱ 代表取締役)

 新年明けましておめでとうございます。
 年末年始の休暇は広島に於いても昨年と比較してかなり活気が戻った感があり、その分、気持ちの区切りをつけて新たな気持ちで元旦を迎えることができたように思いますが、皆さんは如何でしたでしょうか?
 広島県中小企業家同友会では昨年1年間、感染防止に努めながら会活動を継続するために、53ライセンスを取得したZoomをフル活用して『HUMAN FIRST!~「人」が真ん中の経営をめざして』をスローガンに掲げ、「活動を止めない」を合言葉に、会員企業の維持・発展と地域経済の循環に寄与すべく会活動を進めて参りました。
 こうした中、昨年末の「第5波」以降、国内では新規感染者が激減し、緊急事態宣言・集中対策も解除され、都道府県単位での旅行キャンペーンや飲食業の通常営業も徐々に行われるようになりましたが、変異株による懸念もあり、未だ先行きは不透明と言わざるを得ません。ただはっきりしている事は、「今後どうなろうとコロナ前と同じ状況(生活様式、消費構造)には戻らない」ということと岸田新政権が掲げる『「新しい資本主義:成長と分配」に対する自社としての対応を考えることが必要』になる、ということでしょう。①現在の事業の深堀り・見直し、②新商品の開発並びに新しい分野・市場への進出、③IT技術を活用した生産性向上につながるDXへの積極的な取り組みなどは、早急に取り組むべき課題だと思います。
 ここにきて従来からの「人材不足」に加えて「原材料・資材の高騰」も大きな経営課題として浮上してきています。来年(2023年)導入予定の「インボイス制度(適格請求書等保存方式)」に対する準備・対応も必要です。国際情勢(特に米・中関係)が不安定であることもあり、今年はこれまでに経験したことがない大きな変化に直面する一年になるかもしれません。これまで以上に「変化への対応」を問われる一年になるのではないでしょうか。  このような状況下、広島同友会は来年10月に創立50周年を迎えます。新年にあたり「地域を支える主体者」としての自覚を新たにし、創立50周年を機に50年先の100周年に向け、広島同友会が希望を持って確かな一歩を踏み出せるように、又会員企業各社がいかなる時代の変化にも対応していけるように、今年も1年2700社の会員の皆さんと共に会活動と自社経営に取り組みたいと思っています。
 本年も引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

時代の変化に対応した同友会型の経営を

代表理事  立石 克昭 (㈱タテイシ広美社 代表取締役会長)

 新年あけましておめでとうございます。
 一昨年から続いている新型コロナウイルスに翻弄されて2年が経過しました。
 日本は終息の兆しはあるものの新たな変異ウイルスで世界経済もいまだに不安定な状況の中、新年を迎えています。
 今年の経営環境は厳しいと私は予測しています。昨年末より原油をはじめあらゆる資材の高騰で経営を圧迫してきています。またコロナの状況も不透明で世界全体が終息しなければ世界経済は好転に向かわないでしょう。
 そんな中、ワクチン、治療薬の開発が進んでいることから今年の後半には回復に向かうことを予測しています。
 一方、我々中小企業には生産性や、DX(デジタルトランスフォーメーション)や脱炭素対策など持続可能な取り組みを否が応でも取り入れることを求められ大きく経営環境が変わってくると思われます。
 そんな中でも、我々は経営を止めるわけにはいきません。と同時に、会活動を止めるわけにはいきません。なぜなら、経営と会活動は車の両輪だからです。
 この変化の時代だからこそ同友会が必要なのです。
 異業種の様々な体験や取り組みはもちろん、新たな制度や助成の情報を経営者が認識し、社員をパートナーとして会社を変革、成長させる。このことこそ、我々経営者の仕事だと思うのです。ぜひ、同友会活動を会社に活かし会社を成長に導く年にしたいものです。
 2023年には広島同友会は50周年を迎えます。50周年には、3000名の会員数を目指しています。この広島県に「人を生かす経営」を柱にした同友会型中小企業を増やすことが地域が良くなることにつながると私は信じています。
 また50周年に合わせ広島県北部地域に新たに支部を立ち上げる準備を進めています。ミーティング例会やオープン例会を積み重ねているところです。
 それに合わせて青年経営者全国交流会も広島が開催地となっています。
 地域と、地域企業はつながっています。経営内容が伴い、社員がいきいき働く元気な中小企業を我々一社一社が同友会活動を活かして築いていきましょう。
 本年もどうぞよろしくお願い致します。

楽しみながら五〇周年の準備を

代表理事  勝矢 珠容子 (㈱勝矢和裁 会長)

 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 新型コロナウィルスが世界的に流行して、3年目となりました。ワクチン、マスク、消毒が日常的になり、遂に第6波が始まり、先が見えない日々です。
 それでも今年の内には経済は回復し、株価の上昇、為替は円安に進むとテレビ等では言われていますが、その実現性が全くないのが現状です。
 先日、社内で昼食会をした時、入社2年目の社員の素顔を初めて見ました。これまで常にマスクで顔半分しか見ていなかったため、不思議な気分になりました。コロナ前のようにマスクなしで外出し、美味しいものを食べて、笑い合える日が待ち遠しいです。
 そして同友会はほとんどの行事、例会がオンラインとなり、最初は慣れない操作で戸惑いがあったものの、今では時間の節約等でプラスに感じられます。
 しかしグループ討論は直接言葉を伝えないと、お互いの考え方、思いが伝わりにくい気がします。今後は以前のように戻らないと思っていますが、双方の良い所を活用して進むのではないでしょうか。
 そして広島同友会は2023年10月に設立50周年を迎えます。次の100年に向っての新しいスタートとなります。
 会員数3000名を目標に会員増強、新しいロゴマークの募集等、これから準備が始まります。
 これまでの50年間の振り返り、これからの目標、課題もあるかもしれませんが、楽しみながら準備が出来れば良いと思います。
 そしてその日から法人化することになっています。
 これからの広島同友会の更なる発展の為に、一人一人の会員の皆様と共に自社の成長を目指し、地域と関わりながら共に歩んでいけたらと思っています。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。