活動レポート
2021.12.21

「浪漫ある人財育成とは?」尾道支部

報告者:(有)浪漫珈琲 代表取締役社長 神原 真樹 氏

■「さすが」と言われる人・店へ

 11月26日(金)にリアルとZoom を使ったハイブリッド形式での11 月支部例会が開催されました。報告者はコロナ禍まっただ中の昨年9 月に社長に就任した有限会社浪漫珈琲の神原真樹氏が社長就任後に10年ビジョンを策定し「人本位主義」の考えのもと、ビジョン達成に向けてどのように人材育成に取り組んできたのかを報告していただきました。報告の中には、自分が悩んだ時にふと振り返る迷子の3原則や100分の1の法則など、持ち帰るお土産が満載で非常に中身のある報告でした。
 特に人材育成に関わる100分の1の法則などは、いきなり100万人に1人の存在になるのは困難だけど、まずは100人に1人の存在になる事を目指し、そのスキルの種類を増やせば100万人に1人の存在にもなれるといったような、それぞれの存在価値を高める考え方については非常に勉強になりました。
 他にも、浪漫塾をひらいて会社の方針や考え方を知ってもらう場をつくっている事や、給料明細を渡す時に話をするなど、人を育てるには場をつくる事が大切と言われていましたが、まさにその通りだと痛感しました。神原氏の目指す 「さすが」と言われる人・店へ しっかりと歩んでいるんだなと感じました。
 私もこの同友会を通じ勉強した事を社内に持ち帰り、自分のビジョンへしっかりと歩んで行きたいと思います。

■例会報告者への感想、フィードバック(抜粋)

  • 2つ以上のお土産を戴きましたありがとうございました
  • 1/100 万人の話が響きました。コロナ禍で社員を不安にさせないように、スピーディに方向性を示されたことが素晴らしいと思いました。
  • 偉大な先代を持ち、またその先代をプロとして尊敬しているのは、真樹さん、会長ともにすごくかっこいいと思いました。 報告の中で今の自分に特に響いたのが『自分たちがやっていることは間違ってなかったんだ』というフレーズです。自分自身、2年ほど前に社内で改革をし、今現在売上が落ちている状態です。自分のしたことは間違っていたのかもしれないと 思って、少し心折れそうでした。 しかし真樹さんの報告を聞いていると、まだまだ自分自身全く努力していないと気づきました。 もっともっと努力してやって、それでも結果が出なかったらまた次の方法を考えて真樹さんのように『自分たちがやっていることは間違ってなかったんだ』 と言えるように頑張っていきます。
  • 人材育成の部分については、確かに薄かった感はありますが、報告者の人となりがよく分かりまた企業理念や哲学が伝わり、非常に学ぶところが多かったと思います。
  • 人材育成のついての仕組みづくりや、その背景、これからの取り組みなど聞けてよかったです。またG 討論も盛り上がり、社員教育はどの会社にも共通する話題なのだと再認識いたしました。
    ◉100万分の1の話はとても勉強になりました。弊社でも1.01の法則を全員で共有したばかりだったので、100万分の1は翌日幹部社員と共有しました。また個人的には「間違っていいのでスピード第一」が一番響き、何かアクシデントなどか発生した場合、即実践してみようと思っております。本当に勉強になりました。ありがとうございました。
  • 迷子の3原則で高くモチベーションをもって、自分の中で仕組み化されていることはタメになった。人材育成も含め、今後神原社長の新しい取り組みに期待しています。
  • 報告の中で、各自2点は自社へ持って頂くとの想いから、様々な学びがある中、一度に全部を自社で実践するのは難しいが、2点ならすぐにでも実践できそうだと思い、自分の中で何ならすぐ実践できるか、報告を聞いた後、学びのあった部分を整理する事が出来ました。特に1/100 万は、社員と面談する中で、社員1人1人に明確な目標を持って貰う上でも、非常に伝えやすいと思ったので、すぐに実践に移そうと思います。承継されてから、ビジョンや理念を作成されたとの事だったのですが、同友会に入会されて作成されたのか、入会前にご自身で作成されたのか、会社と同友会での活動の時系列が、少しわかりにくかったです。
  • とても落ち着いた発表で良かったです。自分より年下とは思えない凄さを感じました。父からの教えと自分の考えを融合させ、良い事業承継ができていると思いました。自分も早く父が引退できるような環境作りをしたければならないと改めて思いました。