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2021.12.21

「家業から企業へ~会社のミエル化組織化奮闘記」広島東支部安芸地区会

報告者:(株)ファン・テーブル 専務取締役 鈴木 健士 氏 

 (株)ファン・テーブルの専務取締役の鈴木さんより、奥様のご実家が経営される会社での「ミエル化、組織化」についてのご報告をいただきました。

 「会社全体の意思決定が親族だけで、しかもルールがあいまいなまま行われている」、「社員が会社全体のことに中々興味を持ってくれない」など多くの中小企業が抱える共通の課題に対して、鈴木さんは、会議の定例化や経営数字の共有、賃金・給与制度整備や社員研修の仕組みづくり、社内報の発行等の取り組みを通じて、会社の「ミエル化・組織化」を進めておられます。

 一つ一つの取り組みは決して新しい取り組みではなく、言ってしまえば「基本的」な取り組みなのかもしれません。しかし、社内での様々な軋轢も乗り越え、この基本を自分発信・自分主体で粘り強く継続していくことで組織に根付かせ、会社の風土を変えている現在進行形の取り組みのご報告を伺い、「基本の継続と徹底」こそが家業から企業への成長に必要であることを改めて学ばせていただきました。

 自分自身も「知っている」だけではなく、しっかりと知識の「実践と継続」に取り組んでいきたいと思います。多様な働き方を整備する中、「その制度を使ってこれまで以上に力を発揮し活躍する社員が出てきてくれている」とお話しされた時の、鈴木さんの嬉しそうで誇らしげな表情がとても印象的な報告でした。