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2021.12.10

「価格戦略と行動経済学」福山支部G地区会

講師:山﨑税理士事務所 山崎 欣亮 氏

 G地区は、本地区の会員の山﨑欣亮税理士に「価格戦略と行動経済学」についてお話しいただきました。山﨑氏は他の業種、企業でお勤めされた後、税理士になる勉強をされ、独立されたそうです。

 例会の冒頭で山﨑氏は、「この先アフターコロナの社会がどうなるか誰も分からない。だから今このコロナ禍を生き抜くために、経営の原理原則を突き詰めて、自分(自社)の強みと自社の顧客について再認識すべき!」と言われました。

 そしてお話しは4つのパートに分かれていました。まず①「経営に役立つ基礎知識」では、競争戦略の選択、商品/市場戦略のお話をされました。中小企業の経営戦略は弱者の戦略、いわゆる差別化戦略を選び、「自社の顧客」と「提供できる商品(サービス)」の再定義をすべきだと。そして②「価格戦略と売上高」の話では、売上高と利益の構造の理解を今一度確認をし、放漫経営とならないようにすべき!と言われ、利益の源泉がどこにあるかの分析の仕方、そしてブランディング戦略、価格戦略、中小企業の経営戦略の話もされました。そして③「収支計画の考え方と価格戦略を財務面から検討する」では、具体的な利益目標の立て方や限界利益率改善の考え方の話、その際にも細かいチェックポイントを教えて頂きました。最後の④「<行動経済学>を参考に」の箇所では、そもそもの〝行動経済学〞=人間の心理により人はしばしば非合理的な行動(決断)をする、の様々な例を出して解説して頂きました。

 山﨑氏の話を聞いて「経営者としての基本、特に財務・会計を再度勉強し、市場(社会)環境に左右されないように戦略を立て経営基盤を強化することがとても重要だ」と思いました。