「コロナ禍でも増収増益の企業戦略」福山支部A地区会
■報告者:㈱エイトコーポレーション 八條公貴 氏
A地区9月例会では、㈱エイトコーポレーション 代表取締役 八條公貴氏に「コロナ禍でも増収増益の企業戦略」をテーマに報告頂きました。
不離一体シートを基に、同友会へ入会し、経営指針書を作成してからの会社の成長を数字で見える形で説明されていました。特に驚いたのが、経営指針書を作成して3年間で利益率が約5倍に!それも同じ社員数で同じ業務内容のままの中での数字と聞いて驚きました。これは経営指針書を共有する中で、社員の自主性・主体性向上の為、①数字の公開②権限移譲③社員の半経営者化を進める中での実績でした。
しかし、7年前の広島豪雨災害をキッカケに自社の依存している部分を知りました。
まず会社の依存度を徹底的に洗い出し、事業ドメインを定め、ドメインに合致する事業はやれることから即実行を実践した結果、3年前の西日本豪雨では事業への影響を最小限に抑え赤字を回避出来た。
更に外部環境に左右されない会社にするために、エイトグループ化構想も実現している。
そして今現在のコロナ禍で業績が悪い企業は、必ず依存度が高い事を指摘している。
これまで数々の思い描いた事を実現させてきた八條氏は目標・計画実現のポイントとして、
①目標や計画に必ず期限を付ける事
②計画の理由や数値目標などすべてを具体的にして、全ての企業活動に理由を言える様にする事
③引き算の目標設定をする事
④今、挑戦する事
と説明されていました。
最後に、未来は誰にも分らないが予測し続ける事が大切。そのためには、ありとあらゆる業種の経営者、他県の経営者と意見交換する事で、多角的な視野が養えると言われており、とても学び多い報告でした。
グループ討論では「あなたの会社が何に(どこに)依存しているか把握していますか?」をテーマに討論し、自社の依存している事やその依存についてどうしていくか?という事でグループ討論も盛り上がりました。
私自身も、依存している事と向き合い、とにかく行動に移そうと思えた9月例会でした。