「人間力向上に向き合う人生・経営」福山支部F地区会
報告者:BistroLe.go 大明地武史 氏
9月のF地区例会は緊急事態宣言中ということもありZoomのみで開催し、新型コロナウイルスの感染対策に配慮した例会となりました。
今回のテーマは、素晴らしい経営者ほど人が集まりたくなるような懐の深い「人間力」がある。その中でもとりわけ「感謝力」についてでした。
発表者はBistro Le.goというフレンチレストランを経営する大明地さん。いつもポジティブな発言をされる柔和な印象の大明地さんですが、昔からというわけでは無かったようです。
昔の失敗も赤裸々にお話していただきました。経営者になる前に飲食業界で任されていた店長時代には、店舗の従業員の半数が退職するという危機があり、人間力のなさを痛感されていました。そんな中、影響を受けた人との出会いで気付き、変わることができたそうです。自己中心的な考えから、意識的に感謝する気持ちを言葉で伝えるようになってからは、円滑なコミュニケーションが図れるように変化していきました。
すべての仕事の土台に「感謝」があり、その上に考える力が乗ることによって「仕事力」の向上につながるという話は改めて気付かされる思いでした。
グループ討論では、日常の感謝したエピソードを話し合いました。日常にありがとうと言う機会は非常に多く、いかにして伝えることが出来るか。コンビニで買い物をした時。忙しくても食事を作って待ってくれている家族。コロナ禍でも頑張ってくれている従業員。業界の垣根を越えて進言してくれる同友会メンバー。気付かなければ素通りしてしまうありがとうが溢れています。人が集まる所には感謝と思いやりがある。現在のコロナ禍で厳しい状況が続く中でもプラスの言葉を発信していくことの重要さを改めて感じた例会となりました。