真剣に学んでいます ~県北のミーティング~
9月9日、オンライン(Zoom)にて県北のミーティングが開催されました。これは三次・庄原地域に新しい支部を作るための取り組みです。オブザーバー2名を含む16名が参加しました。
ミーティングの内容は大きく2つ。1つ目は、県経営労働副委員長、㈱デイ・ディライト 藤原克明氏(広島西支部)より、「経営指針で全社一丸の会社をつくろう!」と題して、自社での取り組みを紹介しながら、経営指針がなぜ大切か、成文化と実践をどう進めていけばいいか、問題提起をしていただきました。
2つ目は、三次フードセンター㈱ 三田武志氏(広島中支部)より、倒産寸前の会社を引き継ぎ、相談相手も居ない中、孤独に苦しみながら、経費節減や資産の売却をするなどして、なんとか収支が合う状態までもっていった体験をご報告いただきました。
以下は参加者の感想です。
■勇気をもらった
・会社は大きい小さいに関わらず強靭な経営体質を作らなければならない。
・経営指針は誰のために書くのかを考えること。できた経営指針をわかりやすく社員に伝え、共有していくこと。 ・コロナ禍や環境変化に対応し、事業の柱を確立していく必要がある。
・普段からにこにこして温かい三田さんの経験を聞いて、そういう事だったのかと言葉に詰まり、勇気をもらった。 ・しんどい話は人に言えない。相談できる人がいない。それを話せるのが同友会の場。 ・恥をさらして勉強していくのが同友会。
・経営者は、みんな厳しい体験をしている。いつも倒産の怖さを心にもっている。滝の上流でボートを漕いでいるようなもので、漕ぐのをやめたら滝に落ちてしまう。
■未来を信じられる会社を
閉会あいさつで川中英章氏は次のようにまとめました。
倒産がこわいのは、「あなたの会社は世の中に要らない」と言われるに等しいから。
強い会社をつくるには、ハートも大事ですが、自己資本比率を高め、財務体質を良くしていく必要があります。かといって、無借金経営の会社は、発展性を感じられないことがあります。
未来を信じられる会社を作っていきましょう。