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2021.09.14

金融機関は会社のココを見る!~呉信さんと学ぶ良い決算書~」呉支部広東地区会

講師:呉信用金庫 営業統括本部 地域貢献部 松川昌司 氏

 広東地区会7月例会は「金融機関は会社のココを見る!~呉信さんと学ぶ良い決算書~」と題して、呉信用金庫 営業統括本部 地域貢献部 松川昌司様を講師にお迎えして開催しました。
 企業にとって大切な一年の通信簿ともいうべき、決算書。金融機関にとっても、重要な役割を果たすものですが、「数字だけで会社を判断している」という声を耳にすることがあります。本当にそうなのでしょうか?今回は、呉信の松川部長に本音で語って頂きました。

 決算書について挙げられた注意点を2点紹介します。
 一つは、「役員貸付金」が長期滞留していると、私的利用を疑うとのことです。
 もう一つは、メインバンクが毎期変動していると、場当たり的に借入を行っていると判断するそうです。

 決算書以外では、ホームページの有無、社用車が身の丈以上になっていないか、従業員は直ぐに辞めていないか、経営者のコミュニティ、実質的支配者が異なっていないかといった所に目を向けているとの事でした。
 また、経営者には銀行員を見極める力が必要で、良い担当者がいれば、異動になっても相談できる信頼関係を築いておくことを進められました。
 決算書の数字ばかりを気にしていたのは、私たちの方だったのかも知れません。金融機関は、決算書の数字を通して経営者の人間性を見ていることが分かったと共に、金融機関との付き合い方が少し分かったような気がします。