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2021.08.24

中小企業は経済を牽引する力であり、社会の主役 中小企業魅力発信月間キックオフ

 7月6日、中小企業家同友会全国協議会の「中小企業魅力発信月間キックオフ」行事がオンライン(zoom)にて開催され、全国の同友会会員、国会議員、地方自治体の職員など、約660名が参加しました。広島からの参加は14名でした。
 この行事の趣旨ですが、2010年に閣議決定された中小企業憲章では、「難局の克服への展開が求められるこのような時代にこそ、これまで以上に意欲を持って努力と創意工夫を重ねることに高い価値を置かなければならない。中小企業は、その大いなる担い手である」とうたわれました。また、2019年には、「中小企業魅力発信月間」(7月)と「中小企業の日」(7月20日)が制定されました。これらを受けて、より多くの方に中小企業の存在意義やその魅力を知っていただくためにこの行事は開催されました。  キックオフ行事は下のような内容でした。
●開会あいさつ・趣旨説明
●中小企業庁長官メッセージ
●実践報告 ・障害者雇用の現場から(大分) ・学校の現場から(大阪) ・地域金融機関から(広島) ・自治体から(奈良)
●基調講演(駒沢大学名誉教授 吉田敬一氏)
●グループ討論
 内容については「中小企業家しんぶん8月15日号をご覧ください。
 この実践報告の中で、広島信用金庫さんと広島同友会との連携の取り組みの報告がありました。以下、その報告要旨です。

 

 

 実践報告
 地域金融機関の現場から
 当金庫と広島県中小企業家同友会との広島を元気にする連携について

 当金庫は、設立70周年記念事業の柱として、平成27年5月に広島県中小企業家同友会(以下、同友会と略します)との「広島を元気にする協定」を締結しました。
 当金庫の設立70周年に向けて、中小企業専門の金融機関として地域活性化に向けた新しい取組みをスタートさせたい、地域の活性化には元気な中小企業が増えていくことが不可欠、そのために以前より交流のあった同友会と連携しようとの考えです。
 同友会の粟屋代表理事より、「これから人口減少の時代を迎える地域が元気で豊かな地域であり続けるためには、その地域に規模は小さくても強い体質を持つ中小企業が数多く存在することが不可欠であり、元気で豊かな地域づくりが中小企業の経営基盤を確かなものにする」とのメッセージをいただき、同じ目線で、同じ未来をめざすことで一致しました。
 協定締結後の最初の連携事業として、平成27年7月から12月にかけて、同友会の7つの支部の役員と当金庫理事長、役員、支店長による交流会を開催しました。以降、新型コロナウイルスが蔓延するまでは、当金庫の役職員が同友会の支部例会、地区例会等に、年間で約30回、のべ200名程度参加しています。
 創業支援の取り組みとして、「人生お互い様プロジェクト」を行っています。これから起業する、または起業間もない経営者に、同友会のベテラン経営者がマンツーマンで相談に乗るというものです。実体験にもとづく具体的なアドバイスが好評です。事業承継セミナーも連携して何度か開催しました。
 平成30年7月より、同友会への会員紹介運動をスタートしました。当金庫のお客様で経営の勉強をお勧めしたい方に同友会への入会をご提案するものです。
 平成27年より、2か月に1回程度、「広島を元気にする会議」を開催しています。同友会の正副代表理事、参与と、当金庫の専務理事、常務理事、お客様サポート部等の役職員、計15名程度が参加し、地域活性化に向けた勉強会、共同プロジェクトの検討などを行っています。グループ討論も行っています。
 現在、コロナ禍で活動が停滞していますが、今後も相互に交流し、地域の中小企業を元気にし、地域活性化のための取り組みを進めていきたいと思います。
(文責 事務局 竹河内)