活動レポート
2021.08.02

「M&A」福山支部B地区会5月例会

報告者  ㈲DC開発研究所     村上栄二 氏
     ㈲山本鉄工所       山本邦弘 氏
     ㈲エム・エム・エル  砂田裕介 氏
     ㈲アドバンス        藤岡輝行 氏

 2021年度B地区5月例会は県内の緊急事態宣言を受け、リアル開催を目指し延期しましたが、最終的には6月15日(火)にZoomにて開催となりました。テーマは「M&A」ということで、M&Aの目的、意味を理解し、身近に感じてもらい、経営に役立てるという趣旨で行いました。まずは㈲DC開発研究所 村上栄二氏より『なぜ今M&A か?』について解説がありました。社会における少子高齢化により今後M&Aは増加するであろうということ、今後政府の意志で中小企業を篩にかけていること、具体的に動き出すなら、商工会議所9階にさまざまな相談を受けるサービスがあるなど説明がありました。
 次にM&Aの実践編として、㈲山本鉄工所 山本邦弘 氏、㈲エム・エム・エル 砂田裕介 氏、㈲アドバンス 藤岡輝行 氏が、後継者問題の関係で実際事業継承したり、相手先の経営立て直しのために行ったりといったお話をしていただきました。

 グループ討論では新たな分野に事業拡大するならどんな事業?というテーマでM&Aを実際にするならどんな会社かイメージしてもらうテーマで行いました。
 実際にイメージすることは難しいですが、今後の社会情勢の話を聞き、またコロナ禍で経営が厳しい会社が多いこともあり皆危機感持って討論を行うことができました。

 質疑応答では買われた側が肩身が狭いのでは、社員を裏切るイメージになるのではないか?という意見もありましたが今後の社会変化に対応しながら社員の雇用を守り、会社をよくする一つの手段として前向きに捉えることが今後必要であるといった話もありました。
 みなさんの感想の中で、『M&Aは遠いイメージでしたが今回の学びで身近に感じた』『事業拡大の良い手段になる』といった意見が多く聞かれました。
 私自身、大企業のイメージのM&Aですが、実は中小企業こそこれからの時代前向きな攻めの姿勢で行っていくことが必要ではないかと思いました。
 参加された皆さんが危機感を持って、積極的に動く必要性を感じた良い例会だったと思います。