2021.07.30
「change~事業承継を見据えた業態転換~」広島西支部青年部会
経営改善勉強会
報告者:(株)エイコー 荒川有佑 氏
報告者の荒川氏は、国立病院センター機構岩国医療センター付属看護専門学校を卒業後、看護師として人命救助の最前線で救急医療の仕事へ…そんな中、荒川氏は転職を考えた。建築士の夢、自分でマイホームを建てたい…もともと建築設計を目指したこともあり、不動産業界へ一歩踏み出し、宅建資格を取得し2020 年5 月、家業へ。
設備工事業を主軸とし、不動産事業、リフォーム事業を行っている(株)エイコー。荒川さんが入社した時は、「自分の給料をまずは稼ぐ」「もっと稼ぎたい」という想いだった。しかし、社員さん達が一生懸命働いている姿を間近で見た時に想った。会社の為に社員さんは皆、笑顔で知恵と工夫を持って話し合い、より良いサービスをお客さまへ提供している。まさにプロ集団。
荒川さんの気持ちが変化した。「少しでも社員さんを楽にしてあげたい」「社員さんへ恩返しをしたい」、会社が継続出来ているのは社員さんのおかげだ。その想いを社長(父)と話しあった。主軸としている設備工事は残しつつ、不動産事業・リフォーム事業にも力を入れていきたい。3 本柱。今後10 年以上先を見据えた時に、大切な社員さんの生活を守り、どんな荒波が襲ってきても跳ね返すぐらいの会社にしたい。自分の想いを声に出した。荒川さんの気持ちが変化し、自身が進化した瞬間だった。
今後は、不動産事業に重きを置き、住まいのトータルケアを売りに地域に根差した事業を展開する。お客さまから「八幡東って言ったらエイコーさんよね!安心して任せられる!」と言われる地域密着型の会社になるため今日も荒川氏は、大切な社員さんと「みんなで幸せになる!!」を合言葉に走り続ける。その先に待つ事業承継を見据えて。