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2021.07.27

県求人社員教育委員会 労働問題勉強会を開催

 県求人社員教育委員会では今年度、労働問題に関する勉強会を4月から6月にかけ毎月1回開催をしました。
 開催の背景に2つの課題があります。一つにJobway参加企業の就業規則・賃金規程をチェックすると古いものがあり、昨今の法律改正などに準拠できてない可能性があったこと。二つ目に全会員向けに就業規則の重要性や法改正の対応などを周知する必要があるという問題意識です。
 以上の課題を解決するため、講義形式の勉強会をオンライン(Zoom)開催をしました。

■講義・報告の概要

 以下、全3回の概要になります。オンライン開催なので各回とも全県で50名以上の参加がありました。

第1回:「労使間トラブルの実態を知る勉強会」~私は労働者側について闘いました~ 講師:勁草法律事務所 弁護士 西丸 洋平氏(広島安佐支部)…実際の労使間トラブルの事例を説明と起こりうる事についての講義でした。特に求人票の内容と異なる雇用契約、就業規則と法的問題、ユニオン・団体交渉の実例、外国人雇用のトラブルなどについて詳しく説明がありました。  

第2回:「労働条件通知書から読み解く労働関係法の基礎~行政に問う 働き方 休み方 改善のポイント~」 講師:広島労働局雇用環境均等室 働き方・休み方改善コンサルタント 三時 範裕氏…労働条件通知書の書面による公布の義務化に伴い、雇用契約書との違いや労働契約とは何かと講義でした。  特に労働基準法の重要な点や三六協定、最低賃金法など守るべき法律などを詳しく説明されました。

第3回:「ハローワークに求人票提出して新卒採用にチャレンジしよう。」~ハローワークは法令順守できてない企業の求人票を受け付けません~ 講師:ハローワーク学卒部門 和田 浩二氏…学卒求人票の書き方や学卒求人申込の手続きの方法、採用や活動のルールをハローワークの立場から説明を頂きました。  労働法の変更箇所として、同一労働同一賃金(パートタイム労働法の改正)、若者の募集・採用等に関する指針(改正版)、新たな「履歴書」様式について説明を受けました。