活動レポート
2021.06.19

「特別企画・第34回呉支部定時総会」

■特別企画を開催~企業の課題を総合支援

 本年度の定時総会では、特別企画として、「ビジネス総合支援サービスBit′s呉を活用しよう!」をテーマにパネルディスカッションを行いました。
 最初に相川支部長より趣旨説明がありました。
 次に来賓の新原市長の挨拶を頂き、パネルディスカッションが始まりました。

 くれ産業振興センター内で昨年の10月より、呉版BizとしてBit′s呉がスタートしました。ビジネスコンシェルジュが地域の支援機関と連携し、効果的な支援プログラムを提供されています。どんな企業でも良いところがあり、持っている技術を新たに展開して行けば、より発展していけると思います。いま呉周辺地域の中小企業は、日本製鉄呉地区の閉鎖発表や新型コロナ禍の影響で大きな打撃を受けています。そういった状況下で、Bit′s呉のビジネスコンシェルジュでもある田中氏をコーディネーターとしてお招きし、同友会の仲間の3名がパネラーを務めました。各社の取り組みや悩みなどを掘り下げ、アドバイスを頂くという企画を致しました。

 山陽興産㈱の河合修孝氏、呉精器工業㈱の中里嘉孝氏、東部飲料㈱の白井健人氏の皆さんの事例報告と共に、田中氏の質問やアドバイスで議論を深めていきました。
 河合氏は、新事業として土木や建設業、エコブラストなどを手がけていきたいとの事です。また、従業員へのアンケートを行いながら。M&Aも進められました。こういった件については、事業引継センターもあるので利用して下さい、との提案がありました。
 中里氏は、機械を分解せずに内部の測定が出来る様にしたいとの話が出ました。それに対して、今まで無かった事を始めるので、事業再構築の補助金が貰えるのではないか?また、技術の承継の為に、マイスター制度を使ってほしいとのアドバイスが出てきました。
 白井氏は、呉市には無いものを他県、他地域より取り入れ、逆に呉の特産(牡蠣、レモンなど)を他の地域に送る事をして行きたい。街角で簡単に牛乳を買えないので、自販機を設置出来ないか?等の問いかけがありました。今回、Bit′s呉の理解が深まり、他業種の人もとても勉強になった、特別企画になったと思います。

■定時総会

定時総会は、出席者59名、委任状171名の合計230名で過半数により成立。1~5号議案までの報告の後、採択され無事に全て承認されました。