合同入社式開催! 学生から社会人へ 新たなステージに挑む
同友会での合同入社式は1982年よりスタート、今年で40回目の開催です。
中小企業では採用する新入社員も1名、2名です。そこで会員企業が合同で、新入社員さんの新しい門出を祝おうという趣旨で合同入社式が開催されています。今年も、新型コロナ感染対策を万全に講じた上で開催されました。
いつもより早い桜の開花宣言となった2021年の春。広島同友会では今年も県内3会場で合同入社式を開催し、広島では27社64名、福山19社26名、呉22社26名の新入社員が参加しました。今年は各会場の様子をご紹介します。
●広島会場
広島会場では、粟屋代表理事が、「皆さんは全員広島の中小企業に入社されました。中小企業は全雇用の70%以上を担っており、地域密着で最終ユーザーに近いという特長・強みを持っています。中小企業は地域を支える主体者である、ということに誇りを持って、又中小企業で働く魅力・喜びを実感しながら、仕事に取り組んで欲しいと思います」と主催者を代表してあいさつしました。
ご来賓には広島市経済観光局産業振興部 部長 薬師地直樹氏にご臨席頂き、広島市長のお祝いのメッセージを頂きました。
そして、先輩社員の㈱タイヨーパッケージ山本佳苗さんから、仕事を通じて嬉しかったこと、失敗したことなどのエピソードや社会人としての心構え・仕事をする上で大事だと思うことなど激励の言葉がありました。
最後に新入社員の代表から、新社会人へ変わる不安と期待を込めて、決意表明で締めくくりました。
記念講演の部では「チェンジ チャレンジ チャンス~切り拓け!君の未来を」と題して、㈱アイ・エス・シー 代表取締役 三好達士氏が報告。「職場内もお客様も共通するのは〝信頼〟。職場内で相談できる相手がいると良いです。社会人になっても、新しい人との出会いは大切に。あなたを助けてくれたり、人生をより豊かにしてくれる存在です。お客様とは『人と人との信頼』で成り立っているのです」と語りかけました。
●福山会場
福山会場の基調講演では、日鐵鋼業㈱の能登社長より、「原因自分論・今日の仕事は今日のうちに・元気よく返事をする・目標をもつ」など仕事をする上での心構えについて語りかけました。 先輩社員である㈱オーザック宮脇朋玖さん、平和建設㈱三好清人さんの2名から、自分が入社してから1年間の体験を交えた激励の言葉をいただきました。
最後に、新入社員を代表して㈱山本屋大谷歩実さんより「何を言うかではなく、何をするかが大切。自分の働きでそれを示していきたい」と決意表明しました。
●呉会場
呉会場では相川支部長より「社会人として大切なのは素直さ・勉強好きな事・プラス発想。3年間、一生懸命に仕事をすると実力が着く」と開会あいさつ。
新入社員を代表して北辰計機㈱ 下家大和さんが「新型コロナウイルスによって勉強や研究、行動を制限され、苦しい思いをしてきた私たちだからこそ、できることがある。
若さを武器に何事にも全力で取り組み一日でも早く仕事を覚え、会社の力になれる存在になりたいと思っています」と決意表をしました。