「経営を盤石なものにするために労務管理を学ぼう」福山支部P地区会2月例会
報告者:小林弘樹社会保険労務士事務所 小林 弘樹 氏
P地区2月例会はG地区会所属の社会保険労務士の小林弘樹氏に『経営を盤石なものにするために労務管理を学ぼう』をテーマにお話をして頂きました。
例会では2名のP地区会員から経営している中で起こったトラブル事例を挙げて頂き、対応に四苦八苦してしまった事や今後に活かせるようにどのようにすれば良いかの相談から例会は始まりました。
経営者の立ち位置で社内におけるパワハラなどの加害・被害が発生した場合にどういった対応をするか?トラブルが起きないようにどういった対策があるのか?小林氏に対応策や似たような事例から解決した例を報告して頂きました。
業務の適正な範囲を超えて精神的、肉体的苦痛を与える、または職場環境を悪化させる行為と定義づけされ、どちらの被害も訴えることに躊躇して問題が顕在化されることは少ないのですが、経営者がこれを見逃していると大事な人材を失うことに繋がっていくので、常日頃からこういう事例には敏感に反応し大きな問題にならないように対応していく必要があると思いました。
グループ討論では、労務管理がしっかりできているのか?自社の労務課題はどのようにしているかを討論していきました。
人事部を設けている大企業は組織化されているが、中小企業は労務どころではない企業があるのではないかと自社を見つめなおすキッカケの討論になりました。
思うだけではなく、行動に移すためにも各社が人に関して労務に向き合っていくかを明確にしていきました。
参加者は赤裸々に失敗例などを挙げて、アドバイスを聞いたり、各社で労務管理の重要性はどのくらい考えているのかを討論しました。
そして、最後に小林氏には身近な存在として広島カープの一流選手の育て方を参考にしてほしいとの事で育成から目標までの誰もが分かりやすいルール作りの見本を頂き、一人一人が明日から自社の課題を解決していくために行動していくことを参加者全員で確認しあいました。