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2021.04.22

福山市経済環境局経済部×広島同友会福山支部幹部の懇談会~福山支部 条例プロジェクト

中小企業振興と地域振興の共通認識の旗印を持つ

 平成22年6月「中小企業憲章」(水色の冊子)が制定(閣議決定)されました。「中小企業憲章」は国が定める条例です。憲章理念には「中小企業は、経済やくらしを支え、牽引する創意工夫を凝らし、技術を磨き、雇用の大部分を支え、くらしに潤いを与える意思決定の素早さや行動力、個性豊かな得意分野や多種多様な可能性を持つ。経営者は企業家精神に溢れ、自らの才覚で事業を営みながら家族のみならず従業員を守る責任を果たす。経営者と従業員が一体感を発揮し努力が目に見える形で成果に結びつく。中小企業は、社会の主役として地域社会と住民生活に貢献し、伝統技能や文化の継承に重要な機能を果たす。小規模企業の多くは家族経営形態を採り、地域社会の安定をもたらす」と示され、この理念をもとに地方自治体では「中小企業振興基本条例」を制定します。地方の自治体では、地域の中小企業の振興を行政の柱として明確にするため、行政や議員、中小企業、住民、諸団体と共に地域の特徴、中小企業の存在価値等知って、ともに中小企業振興と地域振興との共通認識の旗印を持つことが大切です。

 そのため条例プロジェクトでは、令和3年2月8日(月)第3回福山市経済環境局経済部と広島県中小企業家同友会福山支部幹部との懇談会を行いました。今回は福山市にも通信の整備ができZoomでの懇談ではありましたが、福山市より小林局長、藤井部長、山本課長、和泉次長、同友会から水ノ上支部長はじめ支部理事等16名の参加者で行いました。支部長よりこの間実施されたアンケートから特徴等の報告、和泉次長より「コロナ対策〜今とこれから」として、コロナ対策の支援事業、テレワーク等の補助金等9個の説明を受け福山市の早い対応に感謝した。次年度の取り組みとして①「中小企業のICT化支援」があり、支援機関として地場産センターのFukuーBizがあたる。②新しく(仮)びんごICT相談所の設置で積極的な支援を行う。③中小企業のICT導入の見える化で国の表彰制度へ推薦するなど好事例を見える化。④先端技術の広域での活用促進。

 今後、藤井部長より年1回でなく複数回懇談しましょうとお声かけ頂きました。都度課題があれば支部理事会を通して問題解決していきたいと考えております。

中小企業振興条例への第一歩

 2月8日、コロナ禍ということもありZoomにて福山市経済環境局経済部と同友会との懇親会が行われました。
 福山市からは小林福山市経済環境局長をはじめ4名の参加、同友会からは支部長と政策環境委員会、条例プロジェクトを中心に16名の参加でした。
 内容は、水ノ上支部長から同友会活動の紹介と先日行われた県のアンケートの結果を広島県全体と福山市と視点を変えて報告されました。(このアンケート内容は福山市からは非常に喜ばれていました)続いて福山市から市が行っているコロナ対策の報告がありました。

 その後、ざっくばらんに「福山市がもっとよくなるためには」というテーマで意見交換を行いました。

 その話の中で印象に残った内容は、様々な事業支援策を作っても理解してもらう、知ってもらうのは市の永遠の課題と言われていました。ホームページ、SNS、広報ふくやま、新聞などいろいろ広報しているがなかなか伝わらない。あとその策がどのような成果がでたのか知りたい。とのことでした。この市の課題に対してアンケートなどで同友会は協力できるのではと感じました。
 「今後ももっと交流を深めていきましょう。リアルで早くやりたいですね」と言っていただき、好感触で懇談会は終了しました。
この懇談会は福山市での中小企業振興基本条例へ繋がっていくための第一歩です。今後も福山市と交流を深めて一日でも早く制定されるよう動いていきます。支部内でもこれから各所で「憲章」、「条例」というキーワードが聞かれてくると思います。少し興味を持っていただいて一緒に勉強していきましょう。よろしくお願いします。