活動レポート
  • ホーム
  • >活動
  • >「経営者の姿勢が強い会社をつくる映クラの挑戦(リスクイク)」福山支部青年部会2月例会
2021.04.22

「経営者の姿勢が強い会社をつくる映クラの挑戦(リスクイク)」福山支部青年部会2月例会

報告者:映クラ㈱ 山西 健三 氏

 青年部2月例会は、映クラ㈱の山西氏に報告頂きました。
 山西氏は過去、新規事業立ち上げの際には、寝る時間も惜しんでプレイヤーとして働き、仕事の鬼として数字の結果にこだわり事業を軌道に乗せました。ただその時、周りの社員さんは山西氏についていけず、みな退職し誰も残っていませんでした。山西氏は、結果を出すためにやるべきことをやっただけでそれ以上でもそれ以下でもないと考えていました。

 過去そのように考え行動していた山西氏が、現在コロナ禍でとった行動の一部を具体例も含めて紹介します。
 第一波の緊急事態宣言頃、単月では大きな赤字を見越していました。ちょうど例年の年度末賞与の時期でした。それまで業績は好調に推移していたものの、コロナ禍以降急激な売上ダウン。世の中の雰囲気や社内役員からは、年度末賞与を支給している場合ではないとの声があがります。その時の山西氏の決断は、「支給する」でした。また、その後は解雇を伴わない店舗の閉鎖を行いつつ、さらにこの状況下で人材を活かすために新規出店にも取り掛かります。
 数字の結果にこだわり、ついていけないと言われた過去。解雇をせず社員さんのことを考え、社員さんと共に会社の未来を切り拓こうとする現在。どちらも結果にこだわっているのに、周りの人に与える影響と周りにいる人の感情は違うなと感じました。

 山西氏の報告から、まだ見えない未来への責任も経営者が取るんだという姿勢を感じる報告でした。ありがとうございました