2021.03.29
ちょっとした話➀ 組立工場から植物工場へ ~㈱ライフハック(呉支部)の挑戦
地域共生委員会
㈱ライフハック(社長 光田将晃氏)は2011年、呉市の仁方で自動車部品の組立の請負として創業。人材難から障害者雇用を始めましたが、今では3か所に就労継続支援A型事業を展開、35人の障害者が働いています。8年前から、障害者の皆さんの働く場を増やすために、トマトの栽培を野呂山の麓で取り組んでいます。
今年1月、もっと付加価値の高いものを生産しようと「九条ネギ」の植物工場を呉市三条でスタートさせました。苗を仕入れ、二週間程度で成長させ、市場に出荷、一部は直販するというものです。工場は約50坪、親せきの建物を3千万円かけリフォーム、栽培ルーム、エア除菌ルーム、出荷加工ルームなどを設置しました。温度と湿度を徹底的にコントロールされた工場には、3人の障害者を含む五人の社員が勤務し、テスト出荷を重ねています。
ただ、千葉県から仕入れる苗の品質が安定しないそうで、「今年中には苗づくりから自分たちでやる。雇用を増やすためにも、もっと事業規模を拡大したい」と光田社長は話しています。
さらに、遠方から通勤する社員のためのグループホーム事業を手掛けようとしており、今後の展開が楽しみです。