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2021.02.25

「新春鼎談(ていだん)~ コロナに負けない、尾道の今と未来」尾道支部新春講演会

 去る1月28日(木)、尾道市役所本庁舎の多目的スペースをZoom配信の拠点として、尾道支部が新春鼎談を開催しました。当日の参加者は、会員50名とオブザーバーが23名でした。
 今年の新春講演会は、「よしやるぞ!。今は、準備のとき。アフターコロナに乗り遅れるな」という思いを込めて企画されました。
 講師に、平谷尾道市長、川﨑一般社団法人尾道観光協会相談役、神原尾道本通り連合会会長を迎え、河本尾道支部理事(NPO法人シネマ尾道)が進行しました。
 開会に先立ち山本尾道支部長が「同友会は社長の学校。仲間ができ、経営の相談ができ、無限に学べる場。一緒に会社と地域を良くしよう」とあいさつしました。
 鼎談に入り、司会の河本氏が本日のトピックスとして、①コロナ禍における尾道(貴社)の現状、②市政、経営への打撃をうけて具体的にどのような取り組みを行っていたか、③雇用について、④今後の尾道の観光、経済における課題と解決策について、⑤尾道が目指すべき未来像、今後の展望の5つを提示しました。
 平谷尾道市長は、コロナはこれまで誰も経験していないことを起こした。経済への影響は業種で違うが、移動制限が響いている。チーム尾道で感染拡大を抑えながら経済を回していきたい。尾道のめざす未来像のキーワードは海。今ある自然を豊かに体験できる、ワクワクする尾道をつくっていきたい。何度でも行きたくなる尾道へ。世界地図に尾道の地名を載せる気概でチーム尾道で前へ進もう。
 川﨑相談役は、現状を直視しないと未来は見えない。商店街はどこも数字が厳しい。わが社クニヒロ㈱も同じ。しかし、逆境ほど私は燃える。今だからこそ、やるべきことがある。新工場も次を見据えてのこと。中小企業の経営者として、何としても雇用を守る覚悟だ。尾道は古き良きを残しつつ、新しいを受け入れてきた。尾道は観光地としてのポテンシャルが高い。官民一体のチーム尾道となればコロナという壁は乗り越えられる。行動力をもって尾道を発信しよう。
 神原会長は、商店街はキャッシュレス対応が遅れた。GO TO トラベルで一時期観光客が戻ったものの、都会の観光客はスマホ決済できないとリピーターにならないと感じた。ポストコロナは、今までとは違う形で、人と人とのつながりがもっと大事にされると思う。㈲浪漫珈琲の経営者としては、今ある商品サービスを磨き上げ、社員と一緒に新しいリアルを追求したい。
 閉会挨拶では、杉原副支部長が、「鼎談を聞き、ワクワクしました。同友会で一緒に学びましょう」と述べ、今年の新春講演会も盛会のうちに終わりました。
(写真 上田 昇辰)