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2021.02.05

「コロナ禍でできること」福山支部A地区会12月例会

報告者:㈲アサヒフィルタサービス 宮﨑 基 氏

12月度のA地区例会はリアル忘年会を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの感染が拡大したため、やむなくZoom開催となりました。
 今回の例会は㈲アサヒフィルタサービス 代表取締役の宮﨑氏による「コロナに負けるな~コロナ禍でやれること、できること~」という報告をしていただきました。報告では、今の日本の現状、世界から日本はどう見えているのか、これからどうやっていけば生き延びていけるのか、具体的な数字も交えながら説明していただきました。

 まず、今の日本の現状としては、4月から6月のGDPは新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマイナス28.8%の記録的な落ち込みとなったが一転、7月から9月はプラス21.4%という大幅な伸びを記録しました。GoToトラベルの効果で旅行関連が伸び「個人消費」は回復。「輸出」も中国向けの輸出が増え、国内の車の販売も回復傾向にあるそうです。しかし、4~6月の落ち込みがあるので、まだまだ元通りとはなっておりません。今の現状をいかに耐えて乗り切るかが大事です。
 しかし、ずっと感染防止に力を注いで、感染者が減っても経済的に追い込まれて自殺してしまう人を増やしてしまうだけで、ずっと減少してきていた自殺者の数も2020年は増加傾向にあるそうです。大事なのは感染防止と経済活動を正しく両立させていくかです。経営者の皆さんがいかに正しく行動するかが 大事となります。

 そして、この現状の中で生き延びる心得として、①キャッシュを把握しておく、②経営の優先順位をつける、③最悪を想定する、④反転攻勢、⑤経営者による独断即決、⑥日頃から金融機関とコミュニケーションを取っておく、⑦経営指針を作成し、心得ておく、という7つの心得を教えていただきました。コロナ禍であっても、しっかり今の現状を分析し、今やるべきことを把握し、会社、社員を守らなければならないのだと思いました。
 最後になりましたが、約1時間という熱のこもった報告をしていただいた宮﨑さんありがとうございました。