「自社の『強み』を見つけよう」東部エリア経営基礎講座
講師:(株)PAC 錫木健一 氏
12月度の経営労働委員会では、新型コロナウイルス拡大防止の為、Zoomを用いたオンラインにて(株)PAC 代表取締役 錫木健一氏を講師にお招きし講義を行いました。
企業や事業を決める際によく使われる「SWOT分析」。戦略を作成する前にまずSWOT分析を行ってみると認識を持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、今回そんな「SWOT分析」について、やり方やコツ、また戦略に大いに役立つ「クロスSWOT分析」についてお話いただきました。
SWOT分析とは、企業や事業の現状を把握するのに効果的なフレームワークです。社内リソースと、自社をとりまく外部環境を照らし合わせて分析することで、今後挑戦できる事業領域や、解決すべき事業課題が見えてくるのが「SWOT分析」だとおっしゃっていました。
例えば、新たに事業を始める上で、その担当者が自社の強みを明らかにする際や、反対に弱みを補うための方策を考える際にSWOT分析を用いることが多いそうです。錫木氏が特に言われていたのが、強みは強みでも「活かせる強み」。弱みは弱みでも「克服できる弱み」。この問いかけがすごく大事だとおっしゃっていました。
SWOT分析は、社内・社外のプラスマイナスの各要素を客観的に把握することができ、現状の理解を深めることができるというメリットを備えています。また、うまく使えは弱みを強みに転換する戦略へ落とし込むこともできるでしょう。「SWOT分析」「クロスSWOT分析」を存分に活用して自社の可能性を広げ、新たなビジネスチャンスを手にして下さい。コロナの影響がある中、今回も講師をひきうけて下さった錫木さん、ありがとうございました。次回も会社に落とし込めるものとして聞いて、前のめりに分かろうとして勉強して、質問すればなにか会社の役に立つのではないかと思います。