代表理事 年頭あいさつ➁「ポストコロナの準備を会の理念を芯に」 代表理事 立石 克昭 (タテイシ広美社 代表取締役会長)
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
昨年は、目に見えないコロナウイルスに翻弄させられた1年となりました。飲食業やイベント関連など幅広い業種に影響が出ました。
我が社も昨年、オリンピック関連の仕事を請け負っていましたが、延期になり大きな穴が開いてしまいました。そこで3月ごろより社員とともに、飛沫防止アクリル板を開発、販売に着手したことで大きく売り上げに貢献することができました。ピンチはチャンス。乾電池と同じでマイナスの裏には必ずプラスがある。そのように考え方を持つことが大事だと思っています。
誰も経験のしたこともない事態が突然やってくるのがまさに「無常」であること、これが経営なんだということを痛感させられます。そんな中でも同友会活動を止めず「良い会社」「良い経営者」「良い経営環境」を目指し、リモートなど活用しながら、各支部頑張ってこられたことに敬意を表します。 さて私なりに今年の予測を立ててみました。
●ポストコロナ後は一気に動き出す。
今みんなかなり制約された生活をしています。コロナが終息すれば人々は一気に動き出します。そこに向けて社員教育や戦略など事業基盤を強くしておくことが大事だと思います。
●ポストコロナ後経営環境は大きく変わる。
コロナ禍を経験したことにより、DX(デジタルトランスフォーメーション)化が加速する。中小企業の製造、サービス業にもDXを活用しての生産性向上の波が来ると思うのです。
●都市1局集中から地方に人が流れる。
前記のことから中央に集中して働くだけでなく地方の魅力ある企業で働きたいという若者が増えると予測しています。現に今、我が社にUターン・Iターンの応募が増えています。
これらはすべて同友会の理念が芯にあってこそ生かされるものだと思うのです。
広島同友会が2023年には50周年を迎えます。それに向けて今年度は準備をスタートさせる年になります。県北支部設立に向けての準備も昨年より進めています。
この広島県全域に同友会型の会員を増やすことによって、中小企業の地位向上が、我々の経営環境を良くすることにつながります。そのためには、会員増強は欠かせません。
是非、全支部一丸となって、2021年度2700名を目指しましょう。