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2020.12.28

「SDGs 将来世代の想い 現役大学生に問う」福山支部環境経営委員会11月度勉強会

■パネリスト:大学生3名
■コーディネーター:(株)住まいのQUEST 藤井大聖 氏

 今回の環境経営委員会は3名の大学生(金光学園のOG)をパネリストとしてお招きし、冒頭で杉田委員長が「若い世代のSDGsに対する想いを知り、我々中小企業の経営者がどうやって若い世代と連携を取っていくかを学びましょう」と開催趣旨を伝えて始まり、進行は藤井大聖委員がコーディネーターとして舵を取りながらパネルディスカッションを行いました。

➀SDGsを知ったきっかけは?

 3人とも中学生の頃からニュース等でその名前は自然と聞き始めたと言うことでしたが、岡山県は県全体でSDGsを推していた事もあり、学べる環境は充実していたそうです。中でも国際交流イベントではSDGsに関する具体的なセミナーを聞く機会があり、徐々に深く理解していったそうです。

➁17の目標で特に興味があったり、身近に感じるものは?

 共通して1番の貧困、4番の教育、11番の住みやすいまちづくりに興味があるという事でした。金光学園生時代にインターキッズ国際塾の塾生だったので海外の貧困問題・教育問題・まちのインフラ問題を身近に感じているという土壌がすでにあり、中には実際にカンボジアやフィンランドに足を運び、肌で現地の教育現場に触れた経験から強く問題意識を感じているという事でした。すごいですよね。若い世代が感じている問題意識の強さもそうですが、国境の垣根が低く、すでにグローバル化していることには驚きました。

➂SDGsを意識して商品やサービスを選ぶことはありますか?

 全員、あるという事でした。ですが、フェアトレード商品(発展途上国で作られた作物や製品を適正な価格で継続的に取引することによって、生産者の持続的な生活向上を支えるSDGsの仕組み)は学生なので高くて買えないと言っていました。すごい意識ですよね、フェアトレード商品って初めて聞きましたよ。

➃就職活動でSDGsを意識する?

 全員、あるという事でした。2030年が期限のSDGs目標にいくら取り組みたくても個人では限界がある。企業であればより高いレベルで携わることが出来るので、SDGsに積極的に取り組んでいる企業を選択したい。という意識でした。すごいとしか言えませんよね。

 パネルディスカッションの後のグループ討論では「経営者があまり意識していない中で、学生のSDGsに対する意識がかなり高いレベルでとても刺激になった」という声が多かったのが印象的でした。
 コーディネーターの藤井さんが勉強会の最後に3人の学生に感想を伺うと「改めてSDGsの事を文章化して考える機会を頂きありがとうございました」「夜、勉強している経営者がこんなにもたくさんいることに感動しました」と言って下さり、私まで嬉しく思いました。
 我々は普段、学生と話をする機会はほぼ無いのに、同友会の現場で学生と対話できる機会があるという事からもSDGsのポテンシャルの高さを感じましたし、私自身、大変刺激になりました。環境経営委員会の皆様、有意義な勉強会を開催して頂き、そしてお誘い頂きましてありがとうございました。